みなさん、こんにちは。
バイクのキャブレターに付いた頑固な汚れやサビは、ブラシとクリーナーだけでは落としきれないことがあります。そこで、ケルヒャーの高圧洗浄機を使った「重曹ブラスト」を試しました。この記事では、XR250のキャブレターを重曹ブラストした結果を紹介します。
重曹は水に溶けるので、ブラストのあとに粒が残っても水で洗い流しやすいのが利点です。ただし、細い通路やジェットに入り込むおそれはあるので、ブラストのあとはよく洗い流すことが大切だと思います。
1. ケルヒャーの重曹ブラストをキャブレターに使う理由
重曹ブラストは、部品を削りすぎにくい洗浄方法です
重曹ブラスト(ソーダブラスト)は、研磨材に重曹を使うブラストです。重曹は砂やガラスビーズより柔らかいので、アルミの表面を削りすぎずに、こびりついた汚れを落としやすいと言われています。また、重曹は水に溶けるので、ブラストのあとに水で洗い流せば、粒が残りにくいのも特徴です。
とはいえ、キャブレターには細い燃料通路やジェットがあります。私は写真のとおり、キャブレターを分解せずに組んだままの状態で、外側をブラストしました。内部に重曹や水が入るおそれはあるので、ブラストのあとは分解して洗浄・乾燥するのが安心だと思います(これは私の考えです)。
高圧洗浄機の水流で、ブラシの届かないところにも当てられます
ケルヒャーなどの高圧洗浄機の水流に重曹を混ぜて噴射すると、ブラシが届かない複雑な形のところにも重曹を当てられます。長年の汚れで黒ずんでいたキャブレターも、下の写真のようにかなりきれいになりました。
ただし、ケルヒャー用のブラストキットで重曹を吸わせる方法は、重曹の吸い込みが不安定になりやすく、私も何度も試行錯誤しました(下のシリーズ一覧の記事を参照)。最終的にうまくいった方法は、まとめ記事で紹介しています。
2. ケルヒャーで重曹ブラストした結果
ケルヒャーで重曹ブラストした結果を紹介
今日の記事に使用している写真は、すべて
上の写真:重曹ブラスト前
下の写真:重曹ブラスト後
になっています。

重曹ブラストに使用したのは、HONDA XR250のキャブレターです。
まずは全体です。
写真でも少しきれいになっているのがわかると思います。

続いて、キャブレター上部の接写です。
汚れが落ちているのが分かります。

こちらはキャブレターの側面です。
上の写真と下の写真では付いている部品が違いますが、きれいになっていることはおわかりいただけると思います。

今回の重曹ブラストで、一番キレイに仕上がったのが上の写真です。
まるで新品のような輝きです。

さて、今まではアルミの部分の写真でしたが、上の写真は鉄?で錆びている箇所です。
サビに対して、重曹ブラストがどの程度有効なのかを試してみました。
結果、「重曹ブラストはサビにも効果がある」ということが分かりました。
サビが落ちきっていませんが、これは作業時間がなかったせいです。時間があれば残りのサビも落とせたと思います。

そしてこちらが、サビの一番酷かった部分です。
こちらも時間がなくて十分ブラストできなかったのですが、時間さえかければ残りのサビも落とせると思います。
3. 作業後の手入れ
ブラストのあとは、よく洗い流して乾かし、さびを防ぎます
重曹ブラストのあとの金属の表面は、汚れと一緒に表面の膜も落ちているので、そのままにしておくと、鉄の部分はすぐにさびやすいと思います。ブラストのあとは、水でよく洗い流して、すぐに乾かすことが大切です。
乾いたら、鉄の部分には防錆スプレーを薄く吹いておくと安心です。可動部やネジ部には注油しておくと、組み立てたあとの動きもスムーズになります。なお、キャブレタークリーナーは汚れを落とすためのもので、さび止めにはなりません。
「洗って終わり」にせず、乾燥とさび止めまでをセットで考えるのがよいと思います。
今後は、ブラストにかかる時間と消費する重曹の量などにも注意しながら、色々なものをキレイにしていきたいと思います。
楽しみです~。
このシリーズで使ってきたブラストキットと重曹はこちらです。
ケルヒャー重曹ブラスト シリーズ一覧
ケルヒャーで重曹ブラスト(ウェットブラスト)を自作した試行錯誤の記録です。順番に読むと、うまくいくまでの流れが分かります。
最終的にうまくいった構成・道具・注意点は、ケルヒャーで重曹ブラストを自作する方法まとめで1本にまとめています。
- ケルヒャーで重曹ブラストを試してみた
- 試行錯誤(その1:導入編)
- 試行錯誤(その2)飛び散り対策と、重曹が吸い込まれない問題
- 試行錯誤(その3)
- 試行錯誤(その4)
- 試行錯誤(その5:最終)うまくいった方法
- キャブレターを重曹ブラストする手順(この記事)
- ガラスビーズでウェットブラスト
- リアブレーキキャリパーをウェットブラスト
- ブラスト後のメディア除去は徹底的に
- 重曹ブラストでアルマイトは落ちてしまうのか?
- メディア容器をカラーコーンで自作
キャブレターの清掃の手順については、こちらの記事で紹介しています。
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