アフィリエイト広告が含まれます 未分類

冬のバイクは何度に感じる?体感温度と重ね着・グリップヒーターの考え方

2026-11-04

みなさん、こんにちは。

冬にバイクで走ると、止まっているときより寒く感じます。走ると体に風が当たり続けるからです。

私はバイク歴20年以上のリターンライダーですが、寒さの厳しい真冬は乗りません。乗るのは12月や3月ごろまでです。この記事では、走っているときの体感温度(wind chill)を計算で確かめ、重ね着の考え方、グリップヒーター(grip heater)の種類と配線の注意、電熱ウェアの選び方をまとめます。

ハンドルカバーやネックウォーマー、スクリーンなど、私が実際に使っている防寒の装備は、それぞれの記事で紹介しています。この記事の中でも、関係するところで案内します。

先に結論

  • 気温5℃で時速60kmだと、体感温度は約−2℃(公的な式で計算した目安)
  • 一度冷えると温まりにくい。冷やさないことが大事(3月・気温3℃で走った私の体験)
  • まず体に当たる風を減らす(スクリーン・ハンドルカバー)
  • 服は「汗を逃がす・暖かい空気をためる・風を止める」の3層で
  • グリップヒーターは、キーに連動する電源から、ヒューズを入れて取る
  • 電熱ウェアは、車体から電源を取るかモバイルバッテリーかで選ぶ

走ると何度に感じる?体感温度

体感温度(wind chill temperature)は、風があると気温より低くなります。ここでは、カナダ環境省とアメリカ国立気象局が2001年から使っている体感温度(ウインドチル)の式で計算しました。

バイクの速さを、そのまま風の速さとして計算しました。

気温10℃・5℃・3℃・0℃の日に、バイクの速さ(時速0〜80km)を上げると体感温度がどう下がるかを、カナダ環境省・米国立気象局の式で計算したグラフ。気温3℃・時速60kmで約−5℃
気温ごとの体感温度(公的な式で計算した目安)

グラフの線は、気温ごとに「速さを上げると体感温度がどう下がるか」を表しています。止まっているとき(時速0km)は、体感温度は気温と同じです。

この式が使えるのは、気温10℃以下で、風速が時速4.8kmを超えるときです。それより風が弱いときは、体感温度は気温と同じとされています。グラフの時速5km未満の点線は、式で計算していない区間で、止まっているときの気温とつないだだけです。

同じ計算を、表にすると次のとおりです。

気温止まっているとき時速40km時速60km時速80km
10℃10℃約6℃約5℃約4℃
5℃5℃約−1℃約−2℃約−3℃
3℃3℃約−3℃約−5℃約−6℃
0℃0℃約−7℃約−9℃約−10℃

たとえば気温5℃のときに時速60kmで走ると、計算では約−2℃です。

ただし、この式は、何も覆っていない顔に正面から風を受けて歩いているときの、肌の冷え方をもとにしています。ジャケットやヘルメットで覆われている体の感じ方と、同じではありません。それでも「走ると、気温の数字より寒い」と考えておくと、装備を選ぶときの目安になります。

ネットでは、もっと低い値が出る式(ミスナールの式として紹介されるもの)もよく使われていますが、資料によって説明が違い、出典をはっきり示せないので、この記事では公的な機関の式を使いました。

出典:カナダ環境省のウインドチルの説明(カナダ国立図書館・公文書館の保存ページ、英語)、アメリカ国立気象局の体感温度の表と式(英語)。式の前提の補足:Wind chill(Wikipedia 英語版)

私が一番寒かったのは気温3℃

私が走ったなかで寒かったのは、3月の気温3℃の日です。同じ式で計算すると、時速60kmでは約−5℃になります。

このときは体の芯まで冷えて、特に下半身が冷たくなりました。一度冷えると、なかなか温まりません。冷えてから温めるより、冷やさないことが大事だと感じました。

まず体に風を当てない

体感温度を下げているのは風なので、服を足す前に、体に当たる風を減らすのが先だと私は考えています。厚着をしすぎると動きにくくなり、汗をかくと、その汗で体が冷えます。

私が使っているものは、次の記事で紹介しています。

ハンドルカバーは、12月や2月下旬の気温なら、私は春夏用のメッシュグローブでも大丈夫でした。グローブを厚くしなくてよいので、レバーやスイッチを操作しやすいままです。

冬のツーリングでバイクに装着されたハンドルカバーの全体像。寒冷地の走行でも手が冷えない防寒対策の様子。
バイクのハンドルカバーで冬の防寒|G650GSとXR BAJAへの取り付け例

寒くなってくると、バイクで一番つらいのは手の指先ではないでしょうか。冬用の分厚いグローブにすると、今度はレバーやスイッチが操作しにくくなります。 私はその対策に、ハンドルカバーを使っています。使い始め ...

重ね着は3層で考える

服の重ね着(layering)は、登山などでも使われる3層の考え方が分かりやすいです。

1. ベースレイヤー(肌着)

肌に直接着るものです。汗を吸って、すぐに乾く素材を選びます。綿の肌着は汗を吸ったまま乾きにくく、汗が冷えて体温を奪います。

2. ミドルレイヤー(中間着)

暖かさをつくる層です。フリースやダウンのように、中に空気をためる服が向いています。動かない空気(dead air)の層が、体温を逃がしにくくします。

3. アウターレイヤー(上着)

風と雨を止める層です。バイクでは、走ると風が強く当たるので、風を通さないジャケットとパンツが大事です。首・袖口・裾のすき間から風が入ると、中の暖かい空気が逃げます。

私は12月や3月ごろに乗るとき、上は冬用のライディングジャケットの下にヒートテックを着ています。下半身が冷えやすいので、ズボンの下には温感のスパッツをはいています。

グリップヒーターの種類と配線

手は、風が直接当たり、レバーの操作にも関わるので、冷えると困る場所です。グリップヒーターは、グリップ(握り)を電気で温める装備です。

私の X-ADV には、純正のグリップヒーターが付いています。気温16℃前後で、夏用のグローブでは少し寒かったときに使いました。

X-ADVの純正ナックルガードエクステンションをインプレ|効果と冬の限界

X-ADVに、ホンダ純正のナックルガードエクステンション(08P72-MKS-E00ZB)を取り付けました。 今回は、実際に走ってみて感じた効果と、気になった点をまとめます。 取り付けの手順は、こちら ...

グリップヒーターは、これまで乗った G650GS、タイガーエクスプローラー、X-ADV に標準で付いていました。初めて使ったときは「こんなに温かいものがあるのか」と感動しました。

後付けのグリップヒーターは付けたことがないので、ここからの種類と配線の注意は、一般的な話としてまとめます。

グリップ交換型と巻き付け型

  • グリップ交換型:今のグリップを外して、ヒーター入りのグリップに替える。見た目がすっきりする
  • 巻き付け型:今のグリップの上から巻く。付けやすいが、グリップが太くなる

どちらも、グリップの太さや長さ、ハンドルの端の形が車種に合うかを、買う前に確かめます。

電源の取り方の注意

  • キーをオンにしたときだけ電気が流れる電源から取る(切り忘れでバッテリーが上がるのを防ぐ)
  • 配線には必ずヒューズを入れる(ショートしたときに配線を守るため)
  • バイクの発電に余裕があるかを確かめる(古いバイクや小排気量車は余裕が少ないことがある)

電装品を何個も付けるときは、電源をまとめる D-UNIT のようなユニットを使う方法もあります。ヒューズの種類や点検については、バイクのヒューズの記事で紹介しています。

私の XR250 BAJA は、もともと発電に余裕が多くありません。XR250/BAJA の弱点の記事にも書いたとおり、電装品をたくさん付けると、バッテリーが上がらないか心配になります。

電熱ウェアの選び方

電熱ベストや電熱グローブ(heated vest / heated gloves)は、服の中の電熱線で体を温めます。電源の取り方で、大きく2つに分かれます。

  • モバイルバッテリー式:バイクの配線をいじらずに使える。そのかわり、使える時間がバッテリーの容量で決まる
  • 車体から電源を取る式:走っている間はずっと使える。そのかわり、配線が必要で、発電の余裕も確かめる

私は電熱ベストや電熱グローブを、まだ使ったことがありません。使うなら、次の点を比べて選ぶつもりです。

  • 使いたい時間(日帰りの往復で足りるか)
  • 体のどこを温めたいか(私は下半身が冷えやすい)
  • 配線をしてよいか(車体の発電の余裕)

冬に走るときの注意

  • 走り出しはタイヤが冷えていて滑りやすいので、しばらくはゆっくり走る
  • 日陰や橋の上は、路面が凍っていることがある
  • 冬は日が短いので、暗くなる前に帰る計画にする
  • 手がかじかんだら、無理をせず止まって温める

装備がそろえば、冬は空気が澄んでいて、景色がきれいに見える季節でもあります。

まとめ

  • 走ると、体感温度は気温より下がる(計算上、気温5℃・時速60kmで約−2℃)
  • まずスクリーンやハンドルカバーで、体に当たる風を減らす
  • 服は、汗を逃がす・暖かい空気をためる・風を止める、の3層で(私は下半身に温感スパッツ)
  • 一度冷えると温まりにくいので、冷やさないことが大事
  • グリップヒーターは、キーに連動する電源から、ヒューズを入れて取る
  • 電熱ウェアは、モバイルバッテリー式か車体から電源を取る式かで選ぶ

※本記事は、筆者(整備士資格のないアマチュア)の経験と、一般的な考え方をまとめたものです。体感温度は計算上の目安です。電装品の取り付けは、車両とメーカーの説明書を確かめ、自己責任で行ってください。

-未分類