みなさん,こんにちはBooです.
みなさんはどんなバイクにお乗りですか?
多くの方はチェーン駆動のバイクにお乗りだと思います.ですが,チェーンは適切なメンテナンスを行わないと,チェーンの油ぎれ,スプロケットの摩耗,燃費の悪化,チェーンが外れて走行不能,最悪は走行中にチェーンが切れて大ケガする,なんてことになりかねません.
今回はチェーンの注油が不適切だったわけではないはずですがリアスプロケットの交換のお話しです.
チェーンの注油については下記をご覧ください.
以前フロントスプロケットを交換しようと思ったのは,実はリアスプロケットを交換したいがためでした.(というか,フロントスプロケット,リアスプロケット,チェーンは3つセットで交換が基本ですよね)
G650GSはスプロケット部分を,ホイールから外すことができます。
スプロケット固定ボルトは、13mmです。
スプロケット固定ボルトのナットも13mmとなっています。
使っているスパナはスタビレーのものです。
中古工具屋でたまたま見つけて購入しました。
ボルトやナットにしっかりと食いついてくれる感じがします。
外したスプロケットやボルト,使った工具です.
外したボルトは,錆びているものとあまり錆びていないものがありました。
この車両は2012年式ですので、およそ11年が経過しています。
距離に関係なく、時間の経過した車両は点検すべき箇所かもしれません。
錆びたボルトを接写してみました。
ボルトを交換したくなりましたが,サビを落として使ってみることにします.
スプロケットの摩耗具合です。
まぁまぁ摩耗しているように見えます.
さて,こちらが新しく用意したスプロケットです.
Esjot(エスヨット)というドイツのメーカーのものです.ダイヤモンドカットにより削り出されたものとのこと.
このスプロケットは44Tです.純正は47Tですが,高速側になるように歯数を少なくしてみました.
47Tと44Tを比べてみるとこんな感じです.
思ったよりも直径(外径)に差がありました.大丈夫かなぁと少し心配.
摩耗具合が分かるように重ねてみました.
交換前のスプロケットの新品状態が分かりませんが,新しいスプロケットと比べると,歯が大分とがっているように見えます.
交換前のスプロケットは25,000kmほど使用したものです.
21,000~25,000kmの間は,200~300km毎にチェーンに給油をしておりました.
さて,錆びていたボルトはサビを落として組み上げていきます.
強度を考えると新品交換した方が良いと思います.
トルクレンチを使って,リペアマニュアル通りのトルクで締めました.
バイクの整備をするときは,どのネジやボルトを指定トルクで締めたのかが分からなくなることがありますので,私は指定トルクで締めたボルト・ナット等は桜マーカーで印を付けることにしています.
これでようやくリアスプロケットの交換が終わりました.