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XR250 BAJAのフロントフォーク組み立て(その4)

2026-01-25

みなさん,こんにちは.
今回は,XR BAJAのフロントフォークメンテナンスの最終回で,油面調整と,WPC処理したスプリングの挿入,組み立て完成となります.

XR250 BAJAのフロントフォーク油面調整のためにシリンジ、透明ホース、金属パイプで自作したオイルレベルゲージ。

こちらは油面調整の自作工具です.
油脂類にも使用可能なシリンジとホームセンターで購入できる透明ホースと,ホースの径に合った金属パイプです.
安価ですが少し使いにくいので,フォークの油面調整を行う方は製品を使用されるのが良いと思います.

DRCのものは片手で油面調整できるのが良いですね.フォークを立てた状態をキープできるならシリンジで油面調整するツール(デイトナなど)もありだと思います.

ホンダXR250 BAJA(MD30)のサービスマニュアル規定値107mmの位置に目印を付けた油面調整用の金属パイプ。

金属パイプにはサービスマニュアルで調べた油面(107mm:XR BAJA(Y))に目印を付けておきます.

自作のオイルレベルゲージを使用して、XR250 BAJAのフロントフォーク内に注入したフォークオイルの油面を正確に調整する作業風景。

こんな感じで使用します.

WPC処理後のスプリングをパーツクリーナーで洗浄した後の様子。

油面調整が終わったらスプリング挿入の準備です.
スプリングはWPC処理をお願いしましたが,スプリングと一緒に注意書きが同封されていました.

注意書きには「WPC処理後,超音波洗浄まで行っていますが,使用前(到着後)にパーツクリーナー等で洗浄して下さい」と書いてありましたので,パーツクリーナーで洗浄します.

WPC処理後のスプリングをパーツクリーナーで洗浄した後の様子。洗油による汚れで少し濁った洗浄液。

こちらが洗浄した後のパーツクリーナー溶液です.濁っていますが,これはおそらく洗油の汚れだと思います.目に見える粒子はありませんでした.

洗浄後のフォークスプリングを拭き取った際に付着した汚れが確認できるウエス。装着前の清浄作業の重要性を示す。

こちらのウェスは,パーツクリーナーで洗浄後のスプリング(4本)を拭いたものです.これだけの汚れがウェスに付きましたので,注意書きの通り装着前には洗浄が必要なことが分かります.

針金でダンパーロッドを保持しながら、洗浄済みのフォークスプリングをXR250 BAJAのインナーチューブ内へ慎重に挿入する工程。

では,スプリングを入れていきます.ロッドを吊るための針金は真っ直ぐにしておかないとスプリングに引っかかって大変です.

XR250 BAJAのフロントフォークスプリングAとBの間に挟むワッシャー.少しスプリングの跡が付いているのがわかる.

さて,長いスプリング(スプリングB)と短いスプリング(スプリングA)の間には上の写真のワッシャーが入ります.
ですが,このワッシャーをスラストベアリングに交換しようと思います.

XR250 BAJAのスプリングAとBの間に入れるワッシャーの代わりに,スラストベアリングをいれる.スラストベアリングは日本トムソンのニードルベアリング.

こちらが入手したスラストベアリングです.

XR250 BAJAのスプリングAとBの間に挟む純正ワッシャーの厚みをノギスで計測.厚みは1.56mmであることが分かった.

純正仕様でのワッシャの厚みは1.56mmでした.

XR250 BAJAのスプリングAとBの間に挟む純正ワッシャーの代わりに入れるスラストワッシャーの厚みをノギスで計測する.厚みは4.00mm.

それに対して,入れようとしているスラストベアリングは4.00mmですので,2.5mmのプリロードがかかることになります.
フロント周りにはスクリーンやスマホ,360゜カメラをつけることがあり重量増となるので,これで良しとしておきます.

XR250 BAJAのフロントフォークにスプリングの初期動作が滑らかになるようにスラストベアリングを入れる様子.

スプリングAとBの間にスラストベアリングを入れました.

XR250 BAJAのフロントフォークにスプリングの初期動作が滑らかになるようにスラストベアリングを入れる様子.

スラストベアリングの上にスプリングAを入れます.
このとき,スプリングの自由長のままですと,写真のようにロッドより長くなります.ですのでこの作業はスプリングを縮めつつ,ロッドが下に落ちる前にスプリングAを入れるという作業になります.

上の写真は,親指と中指でロッドの落下を防ぎつつ,親指と薬指でスプリングBを抑え,人差し指と親指でスプリングAを支えて撮影したものです.

XR250 BAJAのフロントフォークスプリングとスラストベアリングの装着が完了し,トップボルトを取り付けた様子.

なんとかトップボルトを取り付けました.

XR250 BAJAのフロントフォークに取り付けたスラストベアリングの外径が,スプリングの外径と一致し,スラストベアリングの装着に問題がないことを確認する様子.

スプリングとスラストベアリングの外径が一緒ですね.

XR250 BAJAのフロントフォークメンテナンスの最終工程.トップボルトとロッドを締め付ける作業風景.

トップボルト(22mm)とナット(17mm)を締めて固定します.

XR250 BAJAのフロントフォークメンテナンスの最終工程.トップボルトとインナーチューブを締め付ける作業風景.

インナーチューブとトップボルトを固定すれば作業終了となります.

油面調整とスプリング挿入が完了し、フォークキャップを締め付けて組み立てが完了したXR250 BAJAのフロントフォーク。

2本のフロントフォークのメンテナンスが終了しました!!

東洋硬化社で再メッキしたXR250 BAJAのインナーチューブ.

東洋硬化さんで再メッキしていただいたインナーチューブ!

DIYのケルヒャーによるウェットブラストで美しく蘇った,フロントフォークのボトムブラケット.

試行錯誤して,ケルヒャーでウェットブラスト(ガラスビーズ)したボトムブラケットです.

ここまで来るのに長い時間がかかりましたが,少しずつ楽しみながらやりました.

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