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XR250 ME08とMD30のフロントフォーク(その2/3)

みなさん,こんにちはBooです.

さて,XR250のフロントフォークの続きです.
前回は,中古で入手したフロントフォークがひょっとしたらレーサーであるME08のものか,と期待がもてるものでした.

引き続き分解を続けていきます.

オイルが抜けたので作業開始です.

まずは,トップキャップとピストンロッドを外します.スプリングを少し縮めて,スパナを入れます.

22mmのソケットと17mmのスパナを使用しています.

トップキャップを左に回し続けたら外れます.

トップキャップがはずれたら,スプリングを引き出します.そして,17mmのスパナをかけていたナットも外しておきます.

スプリングが外れました.

ここで特殊工具の登場です.
カートリッジ式のフォークを分解する時は,下の写真のような工具があると便利です,
工具が無くてもインパクトドライバがあれば緩められるようですが,組み立てるときのことを考えて私は特殊工具を入手しました.

フォーク分解にあると便利な特殊工具です

XR250の分解には,二面幅27mmの六角形かつ,中心は穴が空いていなくてはなりません.
諸先輩方の情報を見ていると,ナットの溶接や塩ビパイプを加工して,この特殊工具を作成している方もおられました.

二面幅は27mmで,中央に穴が空いている必要があります.

この特殊工具は,下の写真のようにして使います.

ロッドの奥まで特殊工具を届かせる必要があるので,特殊工具は空洞になっています.

フォークのボトム側は,14mmのソケットが適合します.
同型の長ナットでも代用できそうです.

フォークを分解するには,下の写真のようになります.
この状態でセンターボルトを緩めていけば良いです.
ちなみに,この工具では緩めることができませんでしたので,インパクトレンチを使って緩めました.

なんとか外れました!

外れましたが,汚いオイルが付着していますね.

さて,外した部品を手持ちのMD30のものと比べてみました.
下の写真の白い破線より上側がMD30のフロントフォークのもの,白い破線より下側のものが今回中古で入手したものです.

上の写真を見ると,異なる形の部品が多いです!!
ということで,「おそらく」ですが,中古で入手したこのフロントフォークはME08のものか,前オーナーがME08の部品に付け替えていたものと思われます.

フォークの下端付近の写真を掲載して,今日の作業は終了です.

レーサーと公道仕様車ではやはり色々なものが違うのですね.

次回,色々と細かく見ていきたいと思います.

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