G650GS

減圧バルブの取付

みなさん,こんにちはBooです.

今日は G650GSに減圧バルブを取り付けたお話しです.

単気筒のバイクは振動が強かったり,エンジンブレーキが強かったりするのが特徴です.
発熱が少なかったり,エンジンを軽くできたり,車体をコンパクトにできたりして筆者は単気筒が好きです.

しかし,単気筒の振動の強さは手やお尻がしびれるなどのデメリットもあります.
振動を減らす方法の1つとして減圧バルブの取り付けが挙げられます.

ここではG650GSに減圧バルブを取り付けた様子を紹介します.

減圧バルブは色々とありますが,ここではTERAMOTOさんの「T-REV」を取り付けることにしました.

さて,T-REVのG650GSに取り付け場所は,兄弟車であるF650GSを参考にします.TERAMOTOさんのHP(https://www.teramoto.biz/trev_fit.html)には,G650GSの取付場所は掲載されていないのですが,F650GSへの取付場所は公開されています.
両車両はほぼ同じエンジンですので参考にしました.

用意したもの【工具】

  • Click R用クランプ
  • 金物用のこぎり(元々車両に付いているブローバイホースを使用する場合は不要)
  • 金物用ヤスリ(元々車両に付いているブローバイホースを使う場合は不要)

用意したもの【部品】

  • T-REV (ブローバイ径φ9,シム板0.07mm)
  • タイラップ
  • ※元々車両に付いているブローバイホースをカットしてT-REVを取り付ける場合は,下記は必要ありません.
    筆者は車両をノーマルに戻す時のことを考えて,別のブローバイホースを用意しました.
  • キジマ ブローバイホースφ9mm(型番:105-0879)
  • POSH 補修用ウンカーステーボルト M8×30mm(型番:010201-30)

作業手順

取付位置の確認

まずはブローバイホース位置の確認です.
写真に黄色矢印で示したのがブローバイホースです.クランクケースの右側から出て,フレーム,ラジエーターホースの近くを通り,エアクリーナーボックスに繋がっています.

T-REV取付場所の決定

T-REVはクランクケースに近く,タイラップでフレームに固定できそうな場所(下記,黄色の部分)あたりに取り付けることにします.

ブローバイホースの取外し

まずは,クランクケース側から外します.(これには後述する理由があります)
ブローバイホースは,クランクケース側にR-CLIPで取り付けられているので,そのクリップを外して引っこ抜きます.
小心者の筆者は引っこ抜いた後に,異物がクランクケーズに入ることを懸念し,ビニール袋で異物が入らないようにフタをしておきました.

ブローバイホースのクランクケース側は,差込R-CLIPで止めてあります

ブローバイホースの上下に取り付けられている「Clic R(クリックアール)」と呼ばれるものです.
これを外すときは,マイナスドライバーやプライヤーを駆使すればなんとか外せますが,専用工具がありますのでそちらを使った方が便利で早いです.

次に,エアクリーナーボックス側を外します.
エアクリーナーボックス側はネジ止めになっているため,ブローバーホースを回転させる必要があります.
ブローバイホースを回転させられる状態にするために,先にクランクケース側を外したというわけです.

ブローバイホースのエアクリーナー側はネジ方式で取り付けられています

ブローバイホースの準備
(元々車両に付いていたブローバイホースを使う場合は必要無い作業)

ブローバイホースのエアクリーナーボックス側に,中空ネジを取り付けます.
中空ネジは,POSHの補修用ウインカーステーボルト M8×30mm を使います.
ウインカーステーボルトの頭を,金物用のこぎりで落とし,ヤスリでバリを取ります.

中空ボルトの六角部を切り落とします
中空ボルトが純正ブローバーホースの先と同じか確認します.
ボルトの突き出し量を確認します

カットした中空ボルトを,別途用意したブローバイホースに差し込み,クリップで固定しました.
固定した状態で,ブローバイホースをエアクリーナーにねじ込んでいきます.

ブローバイホースに,切断した中空ボルトを差し込み,金属クリップで固定.エアクリーナーボックスにねじ込みました.

ブローバイホースをカットして,T-REVを取り付ける

エアクリーナーボックス側のブローバイホースを固定したら,「T-REV」を取り付けたい位置でホースをカット.
カットしたところに「T-REV」を取り付けます.

完成!T-REVの重さでブラブラしないように,所々をタイラップで固定しておきました.

T-REVを取り付けたら,ブローバイホースやT-REVをタイラップで,フレームなどに固定します.
ブローバイホースとT-REVの接続にはタイラップを使用しました.
T-REVのボディはアルミなので,金属のクリップを使うと締め付けが強すぎるかと思ったからです.

T-REVはアルミなので金属のクリップではなくタイラップで止めました

さて,これで取り付け完了です!

取り付け作業は特に難しい事はなかったです.
取り付け後は,「付けて良かった~」の一言です.

インプレッションはこちらの記事を参考にしてください.

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