さて、サスペンションの大きな流れとしては以下です。
- シートを外す
- マフラーを外す
- BMSコントロールユニットを外す
- スプロケットカバーを外す
- サスペンションストラット用アジャストノブを外す
- リアフレームを持ち上げる
- リアストラット(リアサスペンション)を外す
- リアストラット(リアサスペンション)を交換する
- 逆の手順でもとに戻す
「1.」〜「5.」の作業は下記の記事で紹介しております。
-
-
G650GSのリアサスペンション交換ガイド(その1)
みなさん、こんにちは。 バイクに乗っていて路面の凸凹をサスペンションが吸収してくれないと、振動がお尻や腰に響いて疲労が蓄積していきませんか?私は路面からの振動が体になるべく伝わらないようにしたいので、 ...
ここでは「6.」~「7.」を紹介します。
今回は、一連の作業のうち重要な注意点も記載しておきました。
6.リアフレームを持ち上げる

いきなり車体の写真ですが、スリングとベルトジャッキを使って、ハンドルとリアを繋ぎます。
これは、リアストラット(リアサスペンション)の上部を固定しているボルトを外すために、リアフレームを持ち上げるのが目的です。
スリングは登山用のものを使用しました。

ハンドルにスリング(薄い茶色で縞々模様のもの)を取り付けます。
※赤と青のスリングは地震の時の転倒防止対策で取り付けたものですので、今回の作業には関係ありません。
赤青スリングの先は天井に繋がっています。
地震の転倒防止対策に興味がある方は下記記事をご覧ください。
-
-
バイクの地震対策
みなさん、こんにちはBooです。 昨日で令和6年能登半島地震から1年が経ちました。未だに多くの方々に多大な影響を与えた災害です。被災された方々が1日も早く災害前の生活に戻れることをお祈りいたします。 ...

リア側は、タンデムバー(でいいのかな?)にスリングを取り付けます。
リペアマニュアルでは、リアフレームに取り付けるよう書いてありましたのでマニュアル通りのやり方ではありません。

リザーバータンクを外すのは重要です!
リアマスタシリンダのリザーバータンクをリアフレームから外します。外した後のリザーバータンクは、仮固定しておきます。仮固定の場所はできればリアフレーム以外が良いです。
今回の作業ではこの作業がかなり大切な作業だと思っています。
なぜなら、リザーバータンクはリアフレームに固定されています。
この後の作業ではリアフレームを持ち上げることになりますので、リザーバータンクとリアフレームが固定されていると、リアフレームが持ち上げられた時にリザーバータンクとホースが外れてしまったり、最悪はリザーバータンクが破損する可能性もあります。
そうなると、ブレーキフルードが周囲に飛び散り、リアブレーキのフルード交換、エア抜き、破損した部品の購入などの追加作業と費用が発生するからです。

さて、リザーバータンクを外したら、いよいよリアフレームを固定しているボルトを外します。
左右に一本ずつあり、どちらもトルクスネジで固定されています。
上の写真は右側のボルトです。

上の写真は、車体の左側のリアフレーム固定ボルトです。
こちらはエキゾーストパイプのヒートガードと共締めになっています。
次は、リアフレームとメインフレームを固定しているボルトを緩めます。
このボルトは緩めるだけで外してはいけません!

緩めるのは上の写真の赤○のボルトです。こちらは右側。

こちらは左側です。

さて上記のボルトをゆるめたら、いよいよリアフレームをベルトジャッキで引き上げていきます。
いきなり作業が進んだ写真ですが、上の写真はリアフレームの固定ボルトを外して、ベルトジャッキでリアフレームを持ち上げた状態です。
リアフレームの後ろ側がだいぶ上がっているのがおわかりでしょうか。

リアフレームは持ち上げすぎないように注意!
リアフレームを持ち上げた時に注意が必要なのはここです!
先ほどのリザーバータンクも重要な作業でしたが、こちらも重要な注意点です。
リアストラット(リアサスペンション)の上部ボルトにアクセスしやすくするためには、リアフレームを持ち上げれば持ち上げただけ作業しやすくなります。
ですが持ち上げすぎると、上の写真の黄色点線で示した部分とリアフレームがどんどん近づき、最後には接触してしまいます。
接触したまま、それに気づかずにリアフレームを持ち上げると。。。。。。。。
また、これまでの作業でBMSコントロールユニットも外しましたが、こちらもリアフレームを持ち上げた時に別の場所に接触してしまうために行った作業となります。
7.リアストラット(リアサスペンション)を外す

さて、リアフレームを持ち上げたことでリアストラットの上部固定部分が見えてきました。
なかなか見ることのできない状態ですね。

まずはリアストラットとリアリンクの固定ボルトを外します。

次は、リアストラットの上部を固定しているボルトを外すのですが、リアフレームの持ち上げ量が足りなかったのか、ストレートのレンチが入りませんでした。
ここではハーフムーンレンチという曲がったレンチを使いました。
このハーフムーンレンチは、確かYAMAHAのTDM900Aのリアサスペンションを外すときに購入したものだと思います。

リアストラット上部の固定ボルトを外します。

ようやくリアストラットが外れました!
ここまで長かったです。

外したリアストラットとスイングアームです。
この機会にスイングアームは徹底的に清掃するとともに、ベアリングも交換しておきました。
-
-
スイングアームのベアリング交換
みなさん、こんにちはBooです。 バイクのスイングアームのメンテナンスは、「手の届くところを清掃する」のがほとんどではないでしょうか。ですが、スイングアームやリアリンクがスムーズに動くことで、バイクの ...
また、リアリンクのベアリングも交換しました。
-
-
リアリンクのメンテナンス(ベアリング交換編)
みなさん、こんにちはBooです。今回はバイクのリアリンクのベアリング交換のお話です。 リアリンクのメンテナンスは気になっているけど、大変なのでなかなか手が出ない作業ですよね。そして、リアリンクをバラし ...

撮影した角度が悪いですが、リアストラット、スイングアームの外れた状態です。
今日はここまで~。
-
-
G650GSのリアサスペンション交換ガイド(その3)
さて、サスペンションの大きな流れとしては以下です。 シートを外す マフラーを外す BMSコントロールユニットを外す スプロケットカバーを外す サスペンションストラット用アジャストノブを外す リアフレー ...
G650GSのリアサスペンションのプリロード調整器からオイルが漏れた話は、こちらの記事で紹介しています。
-
-
リアサスプリロード調整器からのオイル漏れ
みなさん、こんにちはBooです。バイクには色々なところに液体が使われています。主なものは、エンジンオイル、フロントフォークオイル、ブレーキフルード、冷却水などですが、今回はあまり注目されないプリロード ...