DT200WR の次に私の手元に来たのが、ホンダのトランザルプ400V です。知り合いが「欲しければやる」と言ってくれたので、遠慮なくいただきました。
ただ、届いた車両はスイングアームやチェーン、リアホイールがサビだらけでした。そこから少しずつ手を入れ、2010年から2012年まで乗りました。
この記事では、サビだらけのトランザルプ400V を直した思い出と、乗って感じたこと、手放した理由をまとめます。
先に結論
- サビたスイングアームは外して、POR-15 で塗り直した
- リアホイールのスポークを、初めて自分で組んだ
- アフリカツイン用のオーリンズで乗り心地が良くなった
- 走ると軽快で長距離向きだが、坂の立ちごけで手放した
トランザルプ400V とは

トランザルプ400V は、ヨーロッパなどで売られていた600Vの400cc版として、1991年10月に国内で発売されたバイクです。中型二輪免許で乗れるように作られました(出典:ホンダ ニュースリリース 1991年)。
エンジンは水冷の V型2気筒です。1994年のマイナーチェンジ版の諸元では、車両重量201kg、シート高850mmとされています。
DT200WR から乗り換えた私には、この重さの違いが大きく感じられました。
譲り受けたときはサビだらけ


いただいたトランザルプは、スイングアーム、チェーン、リアホイールがサビだらけでした。走れる状態にするために、後ろまわりを中心に直していきました。
チェーンとスプロケットを交換
サビたチェーンは使えないので、チェーンとスプロケットを新品に交換しました。
スイングアームを外してサビ止め塗装

スイングアームは車体から外して、サビを落としました。そのうえで、サビ止めの塗料(POR-15)を塗りました。
整備のためにセンタースタンドを購入
後ろまわりの整備をするために、センタースタンドも買いました。当時すでに在庫がわずかになっていて、手に入ったのは運が良かったと思います。
初めてのスポーク組み


リアホイールは、スポークが錆び、リムのアルマイトもはげていました。
そこで、新品のスポークとリムを買って、初めて自分でスポークを組んでみました。DT200WR でエンジンまでバラした経験があったので、「やってみよう」と思えたのだと思います。
キャブレターの分解・清掃

DT200WR と同じように、キャブレターも分解して清掃しました。
アフリカツイン用のオーリンズを流用


リアサスペンションには、当時のアフリカツイン用のオーリンズを入れました。トランザルプ400V 用のオーリンズは当時販売されていませんでしたが、アフリカツイン用がボルトオンで付けられたためです。
付けてみると、乗り心地が良い方向にまったく変わったのが印象的でした。この経験があったので、のちに G650GS でもオーリンズを探して付けることになります。
-
-
オーリンズのリアサスペンション
みなさん、こんにちはBooです。今日は、G650GSのリアサスペンションをオーリンズのものに交換するお話しです。 私がオーリンズサスを最初に使ったのは、HONDA の TRANSALP 400 (トラ ...
専用掲示板に助けられた
整備で分からないことがあると、当時のトランザルプ専用の掲示板に、いろいろと助けてもらいました。
同じバイクに乗る人たちの情報は、メーカーの資料には載っていないことも多く、とても心強かったです。
乗ってみて感じたこと
止まっているときや取り回しでは、とても重く感じました。DT200WR の軽さに慣れていたので、なおさらです。
ところが、走り出すと軽快に走ってくれました。シートもふかふかで、長い距離を走っても疲れにくく、長距離ツーリングに向いたよくできたバイクだと思いました。
また、私にとって初めての車検のあるバイクでもありました。車検の手間は、少し面倒に感じていました。
坂での立ちごけで手放す
あるとき、傾斜のついた場所で立ちごけしてしまいました。車体は坂の下側、つまり起こしにくい方向に倒れました。
坂の上に向かって車体を押し上げるように起こすことになり、引き起こすのにかなり苦労しました。
この出来事で少し嫌になってしまい、手放すことにしました。今思えば、とてもよくできたバイクで、手放したことを悔やんでいます。
売ったときの話は、こちらの記事にまとめています。
-
-
バイクを売るなら下取り・買取・ヤフオクどれ?5台手放して後悔したこと
バイクを手放すとき、下取りに出すか、買取店を呼ぶか、ヤフオクで売るか。迷う人は多いと思います。 私はこれまでに5台のバイクを手放してきました。売り方はバラバラで、うまくいったこともあれば、今でも後悔し ...
まとめ
- サビだらけの後ろまわりを、自分で直して乗った
- スポーク組みやオーリンズ流用で、整備の幅が広がった
- 走ると軽快で長距離向きだが、坂の立ちごけで手放した
このあと私は大型免許を取り、TDM900A、タイガーエクスプローラーと、さらに大きなバイクへ進みます。その流れは愛車遍歴の記事にまとめています。
-
-
バイク愛車遍歴7台|DT200WRからX-ADVまで、重さに悩んで選び直した話
バイクに乗り始めてから、私はこれまでに7台のバイクに乗ってきました。今は XR BAJA と X-ADV の2台です。 振り返ると、私のバイク選びは「重さ」でずっと迷っていました。軽いバイクから重いバ ...
※本記事は筆者(自己整備のアマチュア・整備士資格なし)が自分の車両で行った作業の思い出です。スポーク組みやサスペンション・足まわりの作業は走行の安全に関わります。サービスマニュアルの手順と規定値を守り、自己責任で行ってください。他車種の部品の流用は、メーカーの適合外です。