バイクを手放すとき、下取りに出すか、買取店を呼ぶか、ヤフオクで売るか。迷う人は多いと思います。
私はこれまでに5台のバイクを手放してきました。売り方はバラバラで、うまくいったこともあれば、今でも後悔していることもあります。
この記事では、5台の売り方と結果、そして「今ならこうする」という結論をまとめます。
先に結論
- 1社だけで決めると、安く手放しやすい
- ヤフオクは一番高く売れたが、手間と不安が大きい
- 今なら、ネットで複数社の買取額を比べて決める
- 希少な車種は「売らない」選択も考える
私が手放した5台と売り方
まず、5台をどう手放したかを一覧にします。金額は覚えている範囲です。
| 車種 | 売り方 | 結果 |
|---|---|---|
| DT200WR | 販売店に電話して引き取り | 数万円。今も後悔 |
| トランザルプ400V | 販売店に電話して引き取り | 額は忘れたが安かった |
| TDM900A | バイク王の出張買取 | 約42万円(購入は約60万円) |
| タイガーエクスプローラー | ヤフオク | 約75万円(店の見積もりは約30万円) |
| G650GS | 販売店に持ち込んで査定 | その場で売却。納得 |
後悔①:DT200WR を1社の言い値で手放した

DT200WR は1991年式の2ストロークのオフロード車です。友人から譲ってもらい、2006年から2010年ごろまで乗りました。
軽くてパワーがあり、品質の良いバイクでした。ただ、住宅街に引っ越すことになり、2ストの排気ガスや音が迷惑になるかもしれないと考えて、泣く泣く手放しました。
大手のバイク販売店に電話して、引き取りに来てもらいました。
査定では、メーターの動きが悪いなどの小さな不具合について「新品に交換しなければならない。メーターは7万円なので査定額から引きます」と言われ、引き取り額は数万円でした。
その後お店に見に行くと、同じ車両が21万円で売られていました。
ここで学んだこと
- 1社の査定だけだと、減額の説明が妥当か判断できない
- 他社の金額があれば、比べて断ることもできた
そして何より、希少な2ストを売ったこと自体を、2026年の今でも後悔しています。部品は少なくなっていましたが、手元に残す道もあったと思います。
後悔②:トランザルプは「売れればいい」で手放した

トランザルプ400V も友人から譲ってもらったバイクで、2010年から2012年まで乗りました。
運転しやすく、シートもふかふかで、疲れにくいよくできたバイクでした。ただ、DT200WR の軽さに慣れていた私には、とても重く感じました。
一度立ちごけして、なかなか車体を起こせなかったことがトラウマになり、手放すことにしました。
このときも販売店に引き取りに来てもらいました。「売れればいい」と思っていたので、金額は覚えていませんが、かなり安かったと思います。
今思えば、オークションに出すなど、別の売り方も試せばよかったと感じています。
後悔③:TDM900A は出張買取1社で決めた

TDM900A(2005年式)は、大型免許を取ってスタイルに惚れて買いました。中古で約60万円でした。
900ccの2気筒はトルクがあって乗りやすかった一方、重さと2気筒の振動の強さが最後まで合わず、2012年から2015年まで乗って手放しました。
バイク王に電話して出張買取に来てもらい、引き取り額は約42万円でした。
金額に大きな不満はありません。ただ、買取業者を複数社呼んで、その場で金額を競ってもらえば、もう少し高くなったかもしれないと思っています。
成功:タイガーエクスプローラーはヤフオクで売った

タイガーエクスプローラーは、整備を大事にする岐阜のバイク店で使われていた車両で、約140万円で買いました。2016年から2020年ごろまで、約1.5万km乗りました。
パワーと品質、シャフトドライブでチェーンの手入れがいらない点には満足していました。ただ、車体が重く、気合を入れないと乗れなくなり、乗る機会が減っていきました。
手放すときは、まず販売店に預けて売ってもらおうとしましたが、2週間ほど売れませんでした。その店の買取見積もりは約30万円だったと記憶しています。
そこで引き取ってヤフオクに出したところ、約75万円で落札されました。
高く売れたが、不安も大きかった
落札したのは東京の方で、私の地元まで引き取りに来てもらいました。駅まで迎えに行くなど手間がかかり、どんな人か分からないまま会うのも不安でした。
それでも、店の見積もりとの差は大きく、この売り方でよかったと思っています。
ヤフオクで売るときに感じたこと
- 店の買取より高く売れることがある
- いつ売れるか、誰が買うか分からない
- 引き渡しや書類のやり取りは自分で行う
納得:G650GS は店に持ち込んで売った
G650GS は、重いバイクに懲りて「200kgより軽い大型」を探して選んだ BMW です。2020年から2026年まで、約1.5万km乗りました。
手放したのは、部品が高く入荷も遅いことと、ギアチェンジが面倒になってきたためです。ホンダの DCT(クラッチ操作のいらない変速機)が進化してきたこともあり、X-ADV に乗り換えました。
販売店に査定に持っていったら、話がトントン拍子に進み、その場で売却しました。もう少し高く売りたい気持ちもありましたが、ヤフオクの手間を考えると、これでよかったと思っています。
今思えば、このときも1店だけで決めずに、ほかの買取店の査定額とも比べておけばよかったと思います。
5台を売って分かったこと
5台の売り方を振り返ると、私の場合、高く売れたかどうかには「ほかと比べたかどうか」が大きく関係していたと感じます。
- 1社の言い値で決めた3台は、安かった・後悔が残った
- 店の見積もりと比べてヤフオクに出した1台は、大きく高く売れた
- 手間をかけずに売った台は、満足度は「手間の少なさ」で決まった
どの売り方にも良い点と悪い点があります。私の体験から、売り方ごとの特徴をまとめます。
販売店の下取り・引き取り
- 良い:電話1本や持ち込みで、すぐ終わる
- 注意:1社だけだと、金額が妥当か分からない
出張買取(1社)
- 良い:家まで来てくれるので楽
- 注意:比べる相手がいないと、交渉しにくい
ヤフオクなどの個人売買
- 良い:店の買取より高く売れることがある
- 注意:時間・手間・相手が分からない不安
今ならこうする:ネットで複数社の買取額を比べる
今もう一度バイクを売るなら、まずネットで複数の買取店に査定を頼み、金額を比べてから決めると思います。
ヤフオクほど高くはならないかもしれませんが、いつ売れるか分からない不安や、知らない人とのやり取りがありません。1社だけで決めて後悔した経験から、比べる手間はかける価値があると感じています。
ネットで複数の買取店にまとめて査定を頼めるサービスもあります。私はまだ使ったことはありませんが、次に手放すときは試してみるつもりです。
査定を比べるときに私が気をつけたいこと
- 不具合は正直に伝え、減額の理由を聞く
- その場で即決せず、他社の金額を待つ
- 売る前に洗車し、書類と鍵をそろえておく
家まで来てもらう出張買取を、1社に頼む方法もあります。私は TDM900A をこの方法で売りました。
まとめ:売る前に「比べる」と「売らない」も考える
- 1社だけで決めると、安く手放しやすい
- ヤフオクは高く売れたが、手間と不安が大きかった
- 今なら、ネットで複数社の買取額を比べて決める
- 希少な車種は、手放す前に「残す」選択も考える
DT200WR を手放したことは、今でも少し心に引っかかっています。これからバイクを手放す方は、金額だけでなく「本当に手放していいか」も一度考えてみてください。
※本記事は筆者が実際にバイクを手放したときの体験と、そのとき感じたことをまとめたものです。金額は記憶によるもので、買取額は車両の状態や時期によって大きく変わります。