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【新車レビュー】X-ADV納車1,000kmインプレ!DCTの学習効果と車感覚の電子制御がもたらす新次元の走り

2026-07-24

みなさん、こんにちは。

前回の記事では、納車1,000kmの節目で行う「エンジン&DCTオイルフィルター同時交換」の記事をお届けしました。 無事に慣らし運転のメンテナンスを終えましたので、今回は「ホンダ X-ADVに1,000km乗って分かった、リアルな走行性能インプレッション」をお届けします。

現代のバイクシーンにおいて、唯一無二のアドベンチャースクーターであるX-ADV。 自動変速機構「DCT(デュアル・クラッチ・トランスミッション)」や、電子制御スロットル「フライ・バイ・ワイヤ」など、最先端のテクノロジーが詰め込まれた一台です。

「DCTの変速フィーリングは、マニュアル(MT)車と比べて違和感はないの?」 「電子制御スロットルの操作感や、実際の加速性能が知りたい」

このような疑問を抱えている未来のオーナーに向けて、1000kmを共にしたからこそ見えてきた「DCTの驚くべき変化(学習効果)」や「車に乗っているかのような快適な電装装備」、そして唯一気になった「スロットルの特性」まで、包み隠さずファーストインプレッションを解説します。

X-ADVの購入を検討している方は、後悔しないバイク選びの参考としてぜひ最後までご覧ください!

【DCTの進化】操縦者を学習する?1,000kmで激変したシフトチェンジのフィーリング

X-ADVの最大の核心である「DCT(デュアル・クラッチ・トランスミッション:オートマチック機構)」ですが、納車直後と1,000km走行後では、その印象が驚くほど激変しました。

Close-up view of the Dual Clutch Transmission DCT logo casing on the left side of a Honda X-ADV motorcycle engine.

1. シフトアップ:最初は高すぎるギヤへの不安、今では思った通りのスムーズさ

納車直後は、「少しシフトアップのタイミングが早い(低い回転数でどんどん高いギヤに入ってしまう)」という印象がありました。常に高いギヤでトコトコと低回転で走っているような感覚になり、「エンジンに無理な負担がかかっていないか?」と少し不安になったほどです。

しかし、1,000kmを走破した現在では、自分が「ここで上がってほしい」と思ったまさにその瞬間に、カシャンとシフトアップしてくれるようになりました。

2. シフトダウン:アクセルオフ時のエンジンブレーキも理想のタイミングへ

エンジンブレーキの効き方についても、最初は「アクセルをオフにしてから、もう少し早めにシフトダウンしてエンブレを効かせてほしい」と感じていました。 それが現在では、減速を始めると絶妙なタイミングでパン、パンとシフトダウンが行われ、非常に心地よいエンジンブレーキが立ち上がるようになっています。

【考察】DCTの学習機能か?それとも人間の慣れか?

ホンダのDCTは、走行状況やライダーのアクセル開度(操作のクセ)を感知して変速マップを補正するインテリジェントな制御を持っているのか。 それとも機械が私の運転パターンを「学習」して合わせてくれたのか、あるいは私自身の右手がX-ADVの特性を理解して「慣れた」のかは定かではありません。しかし、1,000km乗った現在の協調感は、「まるでマニュアル車を自分の意思で操っているかのような一体感」があり、最高のストレスフリーを実現しています。

【怒涛の加速性能】「ストトトッ」からいつの間にか法定速度へ達する魔法のパワー

実際の加速フィールは、これまでのバイクと異なる新感覚の心地よさです。

静止状態からアクセルを開けると、ツインエンジン特有の「ストトトトッ」「ズドドドドッ」という歯切れの良い力強い排気パルス感(トラクション)を伴って力強くスタートします。

そこからは、DCTの超高速な変速によって途切れのないパワーが持続し、滑るようにスルスルと速度が上がっていきます。

自分でクラッチを握り、足でカチカチとギヤチェンジを行う一般的なマニュアル(MT)車では、どれほど運転が上手な人であっても、ここまできれいに淀みなく加速することはできないと思います。 バイク任せで走っているだけで、気づいたときには「いつの間にか法定速度に達している」という、極めてジェントルかつ圧倒的に速い加速性能を持っています。

【車感覚の快適性】ライトもメーターもフルオート!走るのが楽になる電子制御

1,000kmを旅して感じたX-ADVのもう一つの側面は、「まるで最新の高級乗用車(四輪車)に乗っているかのような圧倒的な快適性」です。

  • 魅力①:周囲の明るさを検知する「オートライト(自動点灯)」
  • 魅力②:トンネル侵入時に自動で切り替わる「メーターのダーク表示」

昼間の明るい道路からトンネルに入ると、車両が周囲の暗さを一瞬で検知。ライトが自動で点灯するだけでなく、5インチのTFT液晶メーターも自動的に背景が黒い「ダークモード」へと反転します。

視覚的なストレスが一切なく、ライダーは前方の道路状況とライディングだけに100%集中することができます。 「バイクを操縦している」という楽しさを残しつつ、システムのサポートによって「車を運転しているかのような安気で上質な移動空間」が作り出されているのは、X-ADVの大きな強みです。

【注意点】フライ・バイ・ワイヤ(電子スロットル)の軽さと、ギャップでのギクシャク感

非常に完成度の高いX-ADVですが、1,000km走る中で、これから購入する方に知っておいてほしい「唯一の操作特性(注意点)」も見つかりました。

The right handlebar controls of a Honda X-ADV showing the electronic throttle-by-wire system housing and mode switches.

(電子制御スロットル(フライ・バイ・ワイヤ)が採用された、右側のハンドルスイッチまわり)

X-ADVのアクセル(スロットル)は、物理的なワイヤーを介さない電子制御の「フライ・バイ・ワイヤ(スロットル・バイ・ワイヤ)」が採用されています。 引きずり抵抗が一切ないため、アクセル操作が非常に軽く、長距離ツーリングでも右手が全く疲れないという素晴らしいメリットがあります。

しかしその反面、アクセルが軽すぎるゆえの盲点もあります。

走行中に道路の凸凹(ギャップ)を乗り越えた際、路面からの衝撃でライダーの身体や右手がわずかに上下に揺れることがあります。 アクセルが軽すぎるため、その意図しない身体の揺れ(ブレ)を敏感に拾ってしまい、「アクセルが数ミリだけオン・オフを繰り返す状態」になり、車体が前後に少しギクシャクとしたピッチング挙動を起こしてしまうことがあるのです。

車体の低重心(低速でもふらつかない高い安定性)が優秀なだけに、荒れた路面を走る際は、右手のグリップをいつもより少しだけ優しくし、アクセルを固定してあげる意識を持つと、このギクシャク感を低減することができます。

【次回予告】167cm短足オーナーが感動した足つきの魔法&サスペンション改善計画へ

今回は、X-ADVの1,000km走行レビュー第1弾として「エンジン・DCT・電子制御」にスポットを当てて解説しました。

走りの楽しさと車の快適性を両立したX-ADVですが、実は「取り回し・足つき」や「足まわり(サスペンション)」に関しても、書ききれないほどの驚きの発見と今後のカスタム計画があります。

  • 次回のテーマ①:身長167cm短足の私が、歴代アドベンチャー(G650GSやトランザルプ)と比べて、なぜX-ADVが最も足つきに不安がないと言い切れるのか?(左右ハンドブレーキと低重心の秘密)
  • 次回のテーマ②:唯一の不満点。路面の凸凹ギャップが腰に響く、リアサスペンションの硬さへの対策(リアリンクのグリスアップ計画予告)

次回もオーナーのリアルな情報満載でお届けします。

それでは、最高のバイクライフを!

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