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タペットクリアランスの調整_XR250 (タペット調整編)

2024-11-29

みなさん、こんにちは。

タペット調整の準備が済んだら、いよいよタペット調整作業です。

大まかな流れは以下です。

  1. ピストンを圧縮上死点位置にする
  2. バルブホールキャップを外し、バルブクリアランスを測定する
  3. バルブクリアランスが基準値外であれば、バルブクリアランスを調整する
  4. バルブホールキャップや燃料タンク、シートなどを元に戻す

まずは、クランクシャフトを回転させてピストンの上死点を出す必要があります。
そのために、「クランクシャフトホールキャップ」と「タイミングホールキャップ」を外します。

タイミングホールキャップは、対辺寸法6mmの、クランクシャフトホールキャップは、対辺寸法10mmの六角穴になってます。

XR250のエンジン左側にあるクランクシャフトホールキャップとタイミングホールキャップにソケットレンチをセットした状態。

ソケットを入れた状態で撮影しています。

XR250のクランクシャフトおよびタイミングホールキャップを取り外した様子。内部の合わせマークが確認できる。

それぞれのキャップを外したところです。
タイミングキャップホールには合わせマークがついています。

代替テキスト:17mmのソケットレンチを使用してXR250のクランクシャフトを回転させ、ピストン位置を調整する作業風景。

ホールの中にある二面幅17mmのボルトを回転させることでクランクシャフトを回転させることができます。

タイミングホールの合わせマークにフライホイールの「T」マークを一致させ、XR250を圧縮上死点の状態にした様子。

ここで、クランクシャフトを反時計方向に回転させ、フライホイールの「T」マークを合わせマークに合わせて圧縮上死点の位置にします。
ちなみに上死点とは、ピストンが上下運動するときのピストンが一番上にある状態のことを言います。
4サイクルエンジンはクランク2回転で1サイクルですので、1サイクルのうちに2回上死点があります。そのうちの1つは排気上死点、もうひとつが圧縮上死点です。
「T」マークを合わせたときが圧縮上死点であるかどうかを確認するには、「T」マークを合わせマークに合わせた後、クランクを左右に動かしたとき、ロッカーアームが動かない位置が圧縮上死点となります。

さて、ここまで準備が済んだら次はエンジンの頭部にあるバルブホールキャップを外します。

XR250のシリンダーヘッド上部にあるバルブホールキャップ。24mmレンチを使用して取り外す前の状態。

バルブホールキャップを外すには、二面幅24mmのレンチが必要です。
エンジンハンガーが邪魔になって外しにくいキャップもあります。

レンチを使用してXR250のエンジンからバルブホールキャップを取り外している様子。

バルブホールキャップを外していきます。
万が一、ゴミなどがホールから混入することを心配されるなら、一度にすべてのキャップを外さずないで、1つずつキャップを外してクリアランス調整してから別のキャップを外す、ということを繰り返せば良いです。

バルブホールキャップ取り外し後の内部。タペット調整用のアジャストスクリュとロックナットが露出している。

キャップを外したら、タペットクリアランス調整をするためのアジャストスクリュとロックナットが見えます。

4サイクルエンジンの動弁系とタペットクリアランス(バルブの隙間)の仕組みを解説した構造概念図。

分かりやすく?するために図にしてみました。
図中の赤線で示したクリアランス(すき間)を規定値に調整するのがクリアランス調整です。

バルブクリアランスの規定値

IN(吸気側):0.10±0.02mm (0.08~0.12mm)
EX(排気側):0.12±0.02mm (0.10~0.14mm)

XR250の排気側バルブにシックネスゲージを差し込み、現状のタペットクリアランスを測定しているメンテナンス風景。

ちなみに上の写真は排気側の左側(バイクの進行方向を見たとき)です。
シックネスゲージを入れてすき間を計測します。
シックネスゲージが入るということは、クリアランスは差し込んだシックネスゲージよりも大きいということです。
かといって、シックネスゲージが入らないとクリアランスがわかりません。

クリアランス=入ったシックネスゲージ、となるのは、シックネスゲージを入れたときの感触が「羊羹を切った感触」だそうです。
羊羹を切ったことがなければわからないのですが、ゲージを入れたときに、キツくもなく、緩くもなく、スッと入る感触です。

XR250の排気側バルブにシックネスゲージを差し込み、現状のタペットクリアランスを測定しているメンテナンス風景。

クリアランスの調整には、アジャストスクリュを回すためにマイナスドライバが、ロックナットを回すためにIN側は10mm、EX側は12mmのレンチが、それぞれ必要となります。
アジャストスクリュですき間を調整して、シックネスゲージでクリアランスを計測する。計測値が基準値外であれば再度アジャストスクリュで調整する。
といった流れになります。

タペットクリアランスの調整作業が終了し、バルブホールキャップを下に戻している。

クリアランスの調整が終わったら、バルブホールキャップを閉めます。

タペットクリアランスの調整作業が終了し、タイミングホールキャプとクランクシャフトホールキャップを締めた写真。

バルブホールキャップ4つを閉め終わったら、タイミングホールキャップおよびクランクシャフトホールキャップを閉めます。

あとは、「準備編」で外した燃料タンク、シートを取り付けて終了です。

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