みなさん、こんにちは。
バイクでツーリングをしていると、空は晴れているのに、路面だけが濡れているシチュエーションに遭遇することがあります。 例えば、山間部の濡れた道路や、湧き水で路面が濡れている「長いトンネル内」などがその代表です。
「雨が降っていないから車体は汚れないだろう」
そう思って走り抜けると、目的地に到着したあとに愛車の汚れ具合を見て驚くことになります。 アドベンチャースタイルのX-ADVは、そのタフな見た目の通り、前後タイヤからの泥や水の巻き上げが非常にダイナミックです。
今回は、走行時には雨が一切降っておらず、路面だけが濡れていた長いトンネルを走行した直後の実走写真をベースに、「X-ADVは濡れた路面を走ると、どこのパーツがどのように汚れるのか」を徹底検証します。
どこが汚れるかを正確に知ることは、無駄のない効果的な汚れ対策(カスタムパーツ選び)を行うためにとても重要です。
大切な愛車を泥跳ねから守りたい方は、ぜひ最後までご覧ください!
【フロント編】想像以上の広範囲!前輪が巻き上げる泥水の付着エリア
まずは、フロントタイヤまわりの汚れを確認してみましょう。 フロントフェンダーがあるにもかかわらず、巻き上げられた泥水は想像以上に広い範囲まで到達しています。
1. フロントフェンダー上面へのびっしりとした泥汚れ

(※フロントフェンダーを真上から見下ろしたカット。白いフェンダー表面に、黒い点々とした砂や泥の汚れがびっしりと付着しています)

(※フロントフォークを正面から捉えたカット。フェンダーだけでなく、ゴールドの倒立フォークのボトムケースにも泥水が跳ねています)
前輪の真上にあるフロントフェンダーの上面には、タイヤが前方に投げ出した水や砂が風圧で戻ってくるため、全体に点々とした汚れが付きます。 さらに、X-ADVの象徴であるゴールドの倒立フロントフォークにも、下部から中央部にかけて無数の泥水が付着していることが分かります。
2. インナーカウルやステップボード前方への広範囲な跳ね上げ

(※フロントカウルの側面やステップボードの前方部分のアップ。広範囲にわたって泥水が飛び散っています)

(※ラジエーターの横やフロントフォークの奥側にあるインナー樹脂パーツ周辺の様子)
前輪の後方への巻き上げは、フェンダーの長さを超えて、カウル側面やライダーの足元に近いステップボード前方、そしてラジエーター周辺のインナー樹脂パーツにまで広く付着します。 フロントの対策を行わないと、ウエット路面を少し走っただけで、フロントまわりの洗車に非常に時間がかかるようになります。
【リア編】左右非対称の罠!マフラーの排気がもたらすウインカー周辺の汚れ
続いて、リアタイヤまわりの検証です。 リアまわりを観察すると、非常に興味深い「左右非対称の汚れ方」をしていることが分かりました。
1. 右側ウインカー前方部に集中する泥汚れの原因

(※車体右側後方からのカット。マフラー、ナンバープレートステー、リフレクター周辺の様子)

(※右側のリアウインカー前方部を限界まで拡大したカット。無数の泥や水滴の汚れがこびりついています)
車体の右側を確認すると、リアウインカーの前方部に大量の泥水や砂が付着していました。 なぜ、タイヤから離れたこの高い位置が汚れるのでしょうか?
理由は、「マフラーから勢いよく出る排気ガス(排圧)」にあります。 リアタイヤが真上に巻き上げた水や泥が、マフラーの排気口から出る風の流れに乗って前方に押し戻され、ちょうどその先にある右ウインカーの前方部に叩きつけられるように付着するのです。
2. 左側ウインカー前方部には汚れが付着しない事実

(※車体左側後方からのカット。スイングアーム上面やインナーフェンダー周辺に泥が跳ねています)

(※右側のリアホイール周辺の拡大カット。スイングアームには汚れがあります)
一方で、マフラーが存在しない車体の左側を確認してみましょう。 スイングアームの上面やチェーンカバー周辺には当然のように泥が跳ねていますが、左リアウインカーの前方部には汚れがほとんど付着していません。
このことから、X-ADVのリア右側の汚れは、タイヤの巻き上げとマフラーの排気という2つの要素が重なって発生している独自の現象であることが分かります。
【汚れ対策】X-ADVの美しさをキープするために導入すべき必須カスタムパーツ
今回の検証結果から、車体の広範囲な汚れを防ぎ、日々の洗車を楽にするために必要な対策パーツ(アイテム)を提案します。
1. フロントまわりの防御「フロントフェンダーエクステンダー」
フロントフェンダーの後端を数センチ延長するプラスチック製のフラップです。これを装着するだけで、ラジエーターやインナーカウル、ステップ前方への泥跳ねを最大で7割〜8割近くカットできます。エキパイへの泥の焼き付きを防ぐためにも最優先のパーツです。
2. リアまわりの防御「インナーリアフェンダー / マッドガード」
純正の短いフェンダーを補うために、タイヤに沿うような形状のインナーフェンダーや、スイングアームに固定するタイプのリアマッドガードが有効です。リアサスペンション周辺や、右ウインカー側への泥水の巻き上げを根本からシャットアウトします。
3. 汚れても水洗いでサッと落ちる「ゼロフィニッシュによる事前コーティング」
カウルやインナー樹脂パーツ、スイングアームにあらかじめシュアラスター「ゼロフィニッシュ」を施工しておく方法も非常に効果的です。強固なガラス系被膜により、泥水がパーツの表面に固着するのを防ぎ、次からの洗車は水をかけるだけで簡単に汚れが流れていきます。
まとめ:汚れの特性を理解して、スマートにX-ADVの泥対策を行おう
X-ADVで濡れた路面(ウェット路面)を走行した際の汚れ方検証レビューをお届けしました。
- フロントはフェンダー上面からラジエーター、足元まで広範囲に汚れが飛ぶ
- リアはマフラーの排気の影響で、右側のウインカー前方部に汚れが集中する
この2つの明確な特性(一次情報)を知っておくことで、どの場所にどのような対策パーツを取り付ければよいかがはっきりと分かります。
お気に入りのカスタムパーツを装着して泥跳ねをスマートに防ぎ、どんな路面コンディションでも愛車をピカピカに維持して、快適なライディングを楽しんでくださいね!
それでは、最高のバイクライフを!