みなさん,こんにちはBooです.
私の手元には,XR250(MD30),XR BAJA,XR250R(ME08)の三本のフロントフォークがあります.
MD30とME08のフロントフォークが違うのは以前のブログでも紹介しましたが,ふと「XR 250とXR BAJAではヘッドライト周辺の重量が違うからフォークも違うはず」と思い詳しく調べてみようと思いました.
ME08とMD30のフロントフォークの違いについてはこちらの記事を参考にしてください.
本題に戻ります.
まずはスプリングは違うだろうな,ということでスプリングを取り出して長さを測りました.

それぞれのフロントフォークスプリングを上から順に並べてみました.
スプリングの間に置いてあるソケットは,スプリングが転がらないように置いたものです.
写真で見ると分かりにくいですが,全長がそれぞれ5mm程度違います(後述).
また,XR250(MD30)とBAJAは,長さの異なる2種類のスプリングで構成されています.

分かりやすいようにスプリングの間隔をあけて撮影しました.
スプリングの名称は,パーツリストによると以下となっていました.
- 短いスプリング:スプリングA
- 長いスプリング:スプリングB
やはり,XR250とXR BAJAでは使用しているスプリングが違うのですね.

それぞれの長さを曲尺で測定してみました.(ただ曲尺にあてて測っただけですのでおおよその数字です)
結果は上の写真のとおりです.
スプリングそれぞれの長さが分かったので,サービスマニュアルを参照して使用限度などを調べました.
サービスマニュアルの本文中にはスプリングの自由長による使用限度基準は以下となっておりました.
- スプリングA:72.2mm以下交換
- スプリングB:359.5mm以下交換
また,サービスマニュアルの「整備情報」のところをみるとスプリングの自由長は以下となっておりました.
- スプリングA:72.9mm
- スプリングB:363.1mm
うん,ここまではXR250の数字と計測したスプリングの長さは整合性があります.
ただ,BAJAについては「??」と思い,サービスマニュアルのページを捲ります.
...「XRバハ(T)追補」のページを見ると,下記となっておりました.
- スプリングA:64.8mm (使用限度:64.2mm)
- スプリングB:374.4mm (使用限度:370.7mm)
んん? 全く違う長さです!
さらにサービスマニュアルの「XR250/XR BAJA(V)追補」のページを見ると,下記となっておりました.
- XR250 スプリングA:44.1mm (使用限度:43.7mm)
- XR250 スプリングB:391.8mm (使用限度:387.9mm)
んんん?? BAJAとは整合性がある値ですが,XR250では全く数字が合いません.
混乱してきたのでHONDAのHPで調べたところ,XRシリーズのフロントフォークのスプリングは,年式によって長さが違うようです.
ひょっとしたらスプリングだけでなく,カートリッジも違うかもしれません.
HONDAのFactBookのホームページで調べてみると,例えばBAJAの1996年式では,サスペンションストロークがXR250に比べて5mm短く,キャスター角もやや寝かせているようです.
クッションセッティングも乗り心地を向上させるため設定を変更しているとのこと.
https://www.honda.co.jp/factbook/motor/XR/19960600/003.html
今回の記事は,XR250,XR BAJA,XR250Rの3車ではフロントフォークのスプリングも違うんですよ~,ということを書こうと安易に考えていたのですが,思ったより違いがありそうでしたので別記事にして詳細を調べてみようと思います.
今回はここまでといたします.