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バイクのオイルシール挿入方向は「刻印が外側」が大間違い! 正しい見分け方を徹底解説

2024-02-19

みなさん、こんにちはBooです。
今日はオイルシールのお話しです。

フロントフォーク、ホイール、エンジン、スイングアームなど、あなたの愛車の至る所に使われているオイルシール。いざ交換しようとした時、「表裏(挿入方向)はどっちが正解だ?」と迷った経験はありませんか。インターネットで検索すると「刻印がある方が外側」という情報が多く見られますが、実はこれは大きな間違いです。

この誤った知識でオイルシールを取り付けてしまうと、オイルやグリースの漏れ、そして水や埃の異物混入の原因となり、大切なベアリングや部品の寿命を大幅に縮めてしまいます。最悪の場合、走行中の重大なトラブルにも繋がりかねません。

この記事では、メーカー公式情報に基づき、オイルシールの正しい挿入方向を見分ける決定的な方法を、具体的な製品例(DS型など)を交えて、図解で世界一わかりやすく解説します。これを読めば、もう二度とオイルシールの向きで迷うことはなくなり、あなたのバイクライフがより安全で快適になることをお約束します。

「刻印が外側」が通用しないオイルシールの種類と構造

バイクに使われるオイルシールの基本的な構造と役割

オイルシールは、内部のエンジンオイル、フォークオイル、グリースなどの潤滑油の漏れを防ぎ、外部からの水や埃、泥といった異物の侵入を防ぐという、二つの重要な役割を持っています。

特に、内部の潤滑油を保持する役割を担うのが、シールリップと呼ばれる先端部分です。このリップが、内部の圧力を受けて軸に密着するように設計されているため、リップの向き(=シールの向き)が最も重要になります。

一般的なオイルシールは、内部のオイルを保持するために、リップ側が内側(オイル側)に向くように取り付けられますが、これは「一方向からの圧力のみを想定した設計」の場合です。しかし、バイクのスイングアームやリアリンクなど、両側からの圧力やグリース保持が求められる特殊な箇所では、構造が複雑なシールが使用されます。

【決定版】ニードルベアリング用・日本トムソン(IKO)DS型オイルシールの正しい挿入方向

特に悩みがちなのが、両側にリップを持つ二枚リップ構造のものです。例えば、ニードルベアリングとセットで使われる日本トムソン(IKO)製のDS型オイルシールです。

DS型の仕様用途をメーカーカタログで確認すると、「片側からの潤滑油保持」と「両側からの異物侵入防止」など、使用環境によって推奨される挿入方向が変わることが明確に記載されています。つまり、「刻印がある方が外側」という単純なルールは通用しないのです。

特に、グリースが内部にあり、外側は水や泥に晒されるスイングアームやリアリンクで使用する場合、どちらのリップを外側に向けるべきか、その目的(グリース保持か、異物侵入防止か)を明確にしなければなりません。最も確実な方法は、メーカーの公式技術情報や製品カタログの該当ページを必ず確認することです。あなたのバイクの安全と性能維持のためにも、この一手間を惜しまないでください。

さて、表か裏か迷ったシールはこちらです。日本トムソン(IKO) オイルシールDS 

ちなみに刻印側がこんな形です。

刻印側を斜めから見るとこんな感じです。

では、刻印側と反対側は。

刻印のない側はこんな感じです。
なんとなく、こちら側を外側にしたくなったのが今回の調べ物をするきっかけとなったわけです。

刻印のない側を斜めから見るとこんな感じです。

日本トムソンさんのHPで調べるとこのシールは 「ニードルベアリング用シール」 であり、以下の記載がありました。

IKO ニードルベアリング用シールは、鋼製のリングと特殊合成ゴムからなる断面高さの小さなシールです。 このシールは、IKO ニードルベアリングの断面高さに合わせて製作されているので、組合せ軸受の側面に直接組み込むことによってグリースの漏れと異物の侵入を防ぐ効果があります。 内輪付ニードルベアリングにシールを組み合わせる場合は、広幅内輪を使用する必要があります。

https://www.ikont.co.jp/product/needle/ndl20.html

さらに日本トムソンさんの製品カタログを調べると以下のことが分かりました。

https://ikowb01.ikont.co.jp/technicalservice/ikoc0110.php?pno=%26nbsp%3B%26nbsp%3B%EF%BD%A5%26nbsp%3B%E3%83%8B%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%AB%E3%83%99%E3%82%A2%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%B0%E7%94%A8%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%83%AB&c0=OS%2CDS&c1=%2CCAT-1590%E3%81%AE%E4%B8%80%E9%83%A8&path=download/pdf_catalog/&name=1590_OS.pdf

問題のシールは「DS」なので二枚リップのものですね。
「DS」の場合、使用用途によって外側に向ける面が変わってくるとのことです。

ただ、単純に「刻印がある方が外側」というわけでは無いことがわかりました。
今は、メーカーさんもこのような情報をインターネットで公開してくださってますので助かります。

あなたのバイクを守る!オイルシール交換時の絶対NG行動とトラブル事例

誤った向きで取り付けた際に起こる具体的なトラブル

オイルシールを誤った向きで取り付けてしまうと、以下のような致命的なトラブルが発生します。

最も多いのは、リップが内部の油圧やグリースの圧力に対して逆向きになってしまい、短期間でのオイル漏れやグリース漏れが発生することです。特にフロントフォークやエンジン内部では、オイル量が減少し、焼き付きなどの重大な損傷に直結します。

また、異物侵入防止側のリップが逆を向いている場合、雨水や泥が容易に内部に入り込み、ベアリングの早期サビや破損を引き起こします。これらのトラブルは、修理に高額な費用がかかるだけでなく、走行中の安全性を著しく損なうため、シール交換の際は、十分に注意することが必要です。

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