XRシリーズも旧車といって良い存在になってきました.
そんな愛車を整備していて,「あれっ?このボルトはどこのボルトだっけか?」とか,
オークションで部品を購入したけど,このボルトって,この場所に使って正解なんだろうか?とうことはないでしょうか.
新車で購入したワンオーナーの車両であれば,その車両を見ればどこにどのボルトが使われているかという正解が分かります.
しかし中古車であれば「あり合わせのボルトを付けられている」可能性は十分にあります.
こんな不安を払拭するため,今回はXRシリーズによく使われている M6×22mm のフランジボルトの話です.
パーツリストを見ると,M6×22mmのフランジボルトは,BAJAは11箇所,XRは10箇所で使われています.
しかし全て同じ部品番号ではなく,6種類の番号があります(下記参照)
部品番号 | 使われている場所 |
9004-GHB-660 | シリンダーヘッド |
95701-06022-00 | クラッチ 外装パーツ |
96001-06022-00 | シリンダー |
96001-06022-07 | メーター周辺(デジタルメーター) ハンドル,ブレーキ側 |
96300-06022-00 | フロントフェンダー バッテリーケース |
96500-06022-00 (部品番号変更:96300-06022-00) | ヘッドライト(BAJA) |
パーツリストを見てもよく分かりませんので,全て購入して比較してみました.
全てM6×22mmのボルトですが,表面処理が違ったり,二面幅が違ったり,強度が違ったり様々ですね.
メーカーは考えがあってこれらのボルトを使い分けているはずですので,素直にしたがうようにします.
さて,この情報はM6×22mmのボルトで迷ったときに参考にしてください.
愛車のメンテナンスに役立てば幸いです.