G650GS

G650GSのリア周り整備

みなさん,こんにちはBooです.
今回はG650GSのリア周りの整備を紹介します.

今回やりたい整備は以下です.

  • リアスプロケットハブダンパー交換
  • フロントおよびリアスプロケット交換
  • チェーン交換
  • リアブレーキキャリパ清掃
  • リアサスペンションの交換
  • スイングアームのベアリング交換とグリスアップ
  • リアリンクのベアリング交換とグリスアップ
  • リアリンクの部品を変えてローダウンする

やりたいことがたくさんありますので,少しずつ紹介していきます.

では,順に分解していきます.
まずは分解前の状態です.写真で見るとキレイですが近くで見ると結構汚いです.

スプロケット側の状態.プーチのチェーンガードを付けています.
ブレーキディスク側

まずは,プーチのリアハガーを外します.
このリアハガーは,スイングアームのスプロケット側とリアディスク側の両方で固定されています.

まずはスプロケット側で固定されている2本の六角穴付きボルトを外します.

次に,リアディスク側の固定部分を外します.こちらも六角穴付きボルトで固定されています.

外れました.

チェーンからの油跳ね対策として,チェーンガードの最後部を延長しています.
延長部は,ホームセンターで販売しているPPクラフトシート(発泡タイプ)を使っています.
これを使っている理由は,ハサミで加工できることと,軽量であること,安価であること,です.

プーチのリアハガーを使っていた理由があります.下記写真をご覧ください.
G650GSはノーマル状態ですと,リアタイヤが跳ね上げる泥がリアショックに直接あたってしまいます.

他の車両でも同様のことがあったので,リアショックとリアタイヤの間にゴム板をネジ止めしていました.
しかしG650GSは,ゴム板を取り付けたい部分が燃料タンクとなっていますので加工するのを諦めて,何か他にいいものは無いか探していたところ,プーチのリアハガーを見つけたというわけです.
ですが,リアハガーを購入したのは2020年頃の話です.今,入手しようとしたら中古しか手に入らないと思います.

さて,いよいよ分解作業に入ります.
まずはタイヤを外したいところですが,その前にABSのセンサーを外しておきます.ABSのセンサーは,リアホイールのすぐ近くに付いているため,リアホイールを外すときに部品が接して破損する可能性があるからです.

実はABSセンサーを外さずにリアタイヤを外そうとして,センサーとリアディスクが干渉しそうなことに気付きました.

リアタイヤを外すときに上手に外せば良いのかもしれませんが,たいした手間でもないのでABSセンサーを外すことにしました.

ABSセンサーは,トルクスのT30ネジを1本外せば外せます.

次は,いよいよリアタイヤを外すために,リアのアクスルシャフトを外します.

ディスクブレーキ側のボルトは,24mmのソケットが適合します.

スプロケット側を外すには19mmのソケットが必要です.

しっかりとグリスが残っています.BMW正規代理店さん,ありがとうございます.

ブレーキパッドを少し広げて,ブレーキディスクがキャリパーから外せればリアタイヤが外れます.

ようやくリアタイヤが外れました.

書き忘れましたが,今回の整備ではフロントスプロケットも交換するので,タイヤを外す前にフロントスプロケットを固定するボルトも緩めておきました.
リアタイヤを外した状態でフロントスプロケット固定ボルトを外そうとすると,

フロントスプロケット固定ボルトを左に回す → スプロケットが回転する → 緩められない! 

となりますので,リアタイヤが付いているうちに,リアブレーキをかけてリアタイヤが回転しない状態でフロントスプロケット固定ボルトを緩めた方が作業がやりやすいです.

長くなりそうですので,今日はここまで.

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