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D-UNIT,D-UNIT プラス,D-UNIT ウォーターレジスタントの違い

バイクの電源取りだしに悩む方は多いと思います.
そんな時に,取付候補に挙がるのが,リレーによる回路自作かデイトナのD-UNITシリーズかと思います.
ここでは3種類あるデイトナのD-UNITシリーズを比較してみることにします.

ちなみに筆者は比較した上でD-UNITを取り付けました.

ここでは,D-UNITシリーズの違いについて紹介します

上から順に,D-UNIT,D-UNIT プラス,D-UNIT ウォーターレジスタンスの写真を載せます.

D-UNIT
https://www.daytona.co.jp/products/single-98830-parts
D-UNIT プラス
https://www.daytona.co.jp/products/single-16075-genre
D-UNIT ウォーターレジスタント
https://www.daytona.co.jp/products/single-16037-genre

それぞれの特徴をまとめたものが以下の表です.

D-UNITD-UNITプラスD-UNITウォーターレジスタンス
価格(税込み定価)3,300円3,300円2,860円
出力数(ACC連動)3(ギボシ)
+
1(丸端子)
3
(ギボシ)
3
(ギボシ)
出力数(常時電源)01
(M6ボルト)
0
最大出力 A(合計)20AACC3系統合計 17.5A
常時電源1系統 20A
7.5A×2系統(推奨電流:4A※)
5A×1系統(推奨電流:2A※)
※PTCサーミスタ使用のため
ユニット本体
の大きさ(mm)
85×42×2585×40×2534×46×28
注意事項※PTCサーミスタは流れる電流を熱と抵抗値で管理しています。
指定電流を超えた電流が流れると
抵抗値が高くなり(高温になり)遮断されます。
この状態で電子機器を接続したままにすると温度が下がらないため、
本体が溶ける可能性があります。
接続した機器が動作しなくなったら、
速やかに取り外してください。
※ユニット本体が発熱するので、
シート下などの熱のこもりやすい場所への設置はオススメしません。
デイトナHPより抜粋し編集
https://www.daytona.co.jp/products/series-S24524-genre

表の「※PTCサーミスタ使用のため」とありますが,PTCサーミスタって何?

PTCサーミスタとは
ある温度を超えると、温度の上昇に伴って抵抗値が急激に大きくなる熱に敏感な抵抗体を指します。
【用途】抵抗値の変化から温度検知したり過熱を防止したりするセンサとしても用いられています

https://contents.zaikostore.com/semiconductor/3898/

私は,PTCサーミスタは,ヒューズやブレーカーの代わりに使われていると解釈しました.
大電流が流れたとき,ヒューズは飛んでも交換できますし,ブレーカーはスイッチを切り替えればすみます.
しかし,PTCサーミスタは電流を止めないと(通電を止めないと)本体が溶ける可能性があるようですね.

つまり,D-UNITウォーターレジスタンスは,大電流が流れたときに通電を止めないと本体が溶ける可能性がある,ということです.

まとめ 結局,どれが良いの??

D-UNITウォーターレジスタンスは,小型で防水で値段も安いです.
ですので「一番良いじゃない?!」と思ってましたが,使用や取付電気機器に気をつかう必要がありますね.

ということで,まとめです.

常時電源が必要な場合は,
D-UNIT プラス!

電力消費が少なく,省スペースへの取付必須の場合は,
D-UNIT ウォーターレジスタント

上記以外なら,D-UNIT!

筆者調べでは上記結果となりました.
D-UNITを選ぶ際の参考になれば幸いです.

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