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【納車1,000km】X-ADVの初回オイル交換準備!アンダーガード&右アンダーカウルの確実な取り外し手順を徹底解説

2026-07-20

みなさん、こんにちは。

前回の記事では、フロントフェンダーエクステンダーを装着した後の100km走行検証レビューをお届けしました。 今回は、私のX-ADVが納車から1,000kmの節目に達したため、メンテンスの基本である「初回オイル交換」の準備を進めていきます。

新車時の1,000km走行後は、エンジン内部の初期馴染みによって金属粉(スラッジ)が最も出やすい時期です。そのため、このタイミングでのオイルおよびオイルフィルターの交換は、エンジンの寿命を左右する非常に重要なメンテナンスと言えます。

しかし、大型アドベンチャースクーターであるX-ADVのオイル交換は、通常のネイキッドバイクのようにドレンボルトを抜くだけでは終わりません。 ホンダ(HONDA)の独自技術である「DCT(デュアル・クラッチ・トランスミッション)」を搭載しているため、エンジンオイルフィルターに加えて、DCT専用のオイルフィルターも同時に交換する必要があります。

これらのフィルター類へ安全かつ確実にアクセスするためには、事前の準備として以下の2つのパーツを取り外さなければなりません。

  1. 車体下部をガードする「アルミ製アンダーガード(スキッドプレート)」
  2. 車体右側の「アンダーカウル(ロアカウル)」

今回は、ガレージでの実際の作業写真を交えながら、これら2つのカウル・ガード類の正しい取り外し手順を詳しく解説します。

自分でオイル交換に挑戦してみたい方や、X-ADVのメンテナンス構造を知りたい方は、ぜひ最後までご覧ください!

X-ADVのオイル交換でカウル・アンダーガードの脱着が必要な理由

作業に入る前に、なぜカウルやガードを分解する必要があるのか、その目的を明確にしておきます。目的を理解しておくことで、作業中のミスを減らすことができます。

  • アンダーガードを外す目的:エンジンオイルフィルターを外しやすくするため
  • 右アンダーカウルを外す目的:DCT用オイルフィルターを外しやすくするため

X-ADVはオフロードの走破性も考慮された設計のため、車体下部が頑丈なアルミプレートで覆われています。また、DCTの心臓部を守るためにカウルもしっかりと組み込まれています。 これらを順番に外していくことで、メンテナンス性が劇的に向上します。

【工程①】エンジンオイルフィルターを露出させるアンダーガードの取り外し

まず、車体の最も下に位置するアルミ製のアンダーガード(スキッドプレート)から取り外していきます。

Underbody view of a Honda X-ADV 750 showing the factory aluminum skid plate underguard before removal for oil change.

(※X-ADVの車体下部を強固にガードしている、純正のアルミ製アンダーガード)

このアンダーガードは、小石のヒットや底擦りからクランクケースを守る大切なパーツですが、装着されたままだと奥にあるエンジンオイルフィルターに手が届きにくいです。

A hand using a Wera hex wrench l-key to loosen the socket bolts of the aluminum underguard on a Honda X-ADV.

(※ヘキサゴンレンチ(Weraの六角レンチ)を使用して、アンダーガードを固定しているボルトを緩めている様子)

取り外しは非常にシンプルです。写真のように、適切なサイズのヘキサゴンレンチを使用して、固定しているソケットボルトを順番に緩めていきます。ボルトを外す際は、ガード本体が突然落下してこないように手で支えながら作業を行います。

The removed aluminum underguard plate laid on the floor next to a ratchet handle, hex socket, and four mounting bolts.

(※取り外したアンダーガード本体と、使用したラチェットハンドル、緩めた4本のソケットボルト類)

すべてのボルトを外すと、アンダーガードが綺麗に外れます。プレートの裏側には走行中に跳ね上げた細かな砂埃が付着しているため、オイル交換の待ち時間などを利用してパーツクリーナーで洗浄しておくと気持ちよく再組付けができます。

Under-engine view of a Honda X-ADV with the skid plate removed, completely exposing the black spin-on engine oil filter cartridge.

(※アンダーガードを取り外した後のクランクケース下部。中央に黒いカートリッジ式のエンジンオイルフィルターが完全に露出しています)

ガードが外れたことで、写真のようにエンジンオイルフィルターが完全に姿を現しました。これでオイルフィルターレンチを掛けるための十分なスペースが確保でき、古いフィルターの取り外しが非常にスムーズになります。

【工程②】DCTオイルフィルターにアクセスするための右側アンダーカウル取り外し

次に、X-ADVのメンテナンスにおいて最も特徴的な「DCT(デュアルクラッチトランスミッション)オイルフィルター」の交換準備に入ります。このフィルターは車体の右側内部に配置されているため、作業をやりやすくするためにアンダーカウルの脱着をします。

Close-up view of the right-side lower plastic cowl panel on a Honda X-ADV motorcycle before disassembly.

アンダーカウルを外すには、上の写真の黄色矢印で示した3本のボルトを外します。(赤い矢印で示したボルトは外しません)

(※作業を行う車体右側のアンダーカウル周辺。ステップボードの下部に位置する樹脂パーツです。)

Looking up at the right under cowl panel of a Honda X-ADV, demonstrating how the plastic cover guards the internal transmission area.

(※右側アンダーカウルを下側から覗き込んだ様子。カウルの一部がDCTのカバー周辺を覆っていることが分かります)

カウルが装着されたままだと、DCTフィルターを固定しているカバーを外した時に、オイルがカウルの中に垂れていく可能性があります。また、無理に作業をするとカウルを傷つける原因になるため、急がば回れでアンダーカウルを外すのが正解です。

【ホンダのこだわり】細部に宿る品質。樹脂を守る「段付きボルト」の採用

カウルを固定しているボルトを取り外している最中、非常に興味深いパーツを見つけました。 これが、実際に自分で工具を握って分解したオーナーだからこそ気付くことのできる、ホンダの素晴らしい「ビルドクオリティ(製造品質)」の情報です。

Extreme close-up of a Honda genuine shoulder flange bolt used for securing plastic body panels without crushing them.

(※右アンダーカウルの固定に使用されている、特徴的な形状をした『段付きボルト』のアップ)

写真をご覧ください。カウルを留めているネジは、一般的なストレート形状のボルトではなく、首下に厚みのある丸い段差が設けられた「段付きボルト(ショルダーボルト)」が採用されています。

樹脂製のカウルをボルトで直接強く締め付けすぎると、プラスチックが無理に押し潰されて歪んだり、最悪の場合は過剰なトルクでパキッと割れてしまう危険性があります。

しかし、このネジ部に「段差(段付き)」を設けておくことで、ボルトを締め込んだ際に段差の金属部分が車体フレーム側でカチッと突き当たり、樹脂カウルに対して必要以上の圧力が加わらないような設計になっています。

見えない外装の固定部分ひとつをとっても、樹脂の耐久性やパーツの組み合わせ精度を長期にわたって維持するための設計思想(こだわり)が詰め込まれており、さすがホンダのプレミアムモデルだと深く感銘を受けました。

【カウル取り外し完了】DCTオイルフィルターカバーの完全露出

段付きボルトを外し、樹脂の爪(クリップ)を割らないように慎重に力を加えながら、カウルを車体から引き離します。
アンダーカウルは下の写真に示すように、黄色・水色で示した矢印の位置の突起がそれぞれのグロメットに差し込む構造になっています。

A hand carefully detaching and pulling away the right-side lower body panel cowl from the Honda X-ADV chassis.

(※右側のアンダーカウルを車体から手前に浮かせて取り外している最中の様子)

The right-side engine case of a Honda X-ADV completely exposed after cowl removal, revealing the black triangular DCT oil filter cover.

(※カウルを完全に取り外した後の右側クランクケース周辺。DCTオイルフィルターカバーが完全に露出しています)

カウルを完全に撤去したことで、写真の通り、クランクケース右側にある「DCTオイルフィルターカバー(2本のボルトで留まっている三角形に近い黒いカバー)」が完全に露出しました!

これで、周囲のカウルに干渉することなく、T型レンチやソケットレンチをストレートに掛けてカバーを取り外す準備がすべて整いました。

今回のカウル・ガード脱着で使用したおすすめ工具&次回の必須ケミカル

カウルやアンダーガードの脱着作業をスムーズに進め、大切なパーツを傷つけないためにガレージに用意しておくべき定番の高品質メンテナンスツールをご紹介します。

1. 正確なトルク管理と手返しの良さを両立「TONE(トネ)ソケットレンチ Wera ヘキサゴンレンチ」

X-ADVの頑丈なアンダーガードボルトを緩める際、L型の六角レンチでは力が入りにくく、ネジ穴をなめてしまうリスクがあります。ラチェットハンドルとヘキサゴンソケットを組み合わせることで、安全かつスピーディーに作業が完了します。

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2. 外した外装をリフレッシュ「シュアラスター(SurLuster)ゼロフィニッシュ」

カウルやアンダーガードを取り外した際、普段は手が届かない「カウルの内側(裏面)」やフレーム周辺を掃除する絶好のチャンスです。 ゼロフィニッシュをスプレーして拭き取るだけで、蓄積したしつこい砂埃や油汚れを安全に落としながら、強力なガラス系コーティングを施すことができます。

あらかじめ外装の裏表にゼロフィニッシュを施工しておくことで、次回のオイル交換時に泥汚れが固着するのを防ぎ、水洗いや一拭きだけで簡単に綺麗にできるようになります。車体丸ごとに使える万能ケミカルとしてガレージに常備しておくのがおすすめです。

まとめ:正しい手順での事前分解が、確実なオイルメンテナンスの第一歩

ホンダ X-ADVの納車1,000km初回オイル交換に向けた、アンダーガードおよび右アンダーカウルの取り外し工程レビューをお届けしました。

カウルを外すというひと手間を惜しまず、正しい手順で作業スペースを広く確保することこそが、オイルやフィルター交換時のトラブル(ネジの斜め掛けやカウルの傷付き)を防ぐための最も重要なポイントです。

段付きボルトの採用など、分解してみることで初めて分かる車両のクオリティの高さに触れられるのも、DIYメンテナンスの大きな醍醐味ですね。

すべての準備が整いましたので、次回の記事ではいよいよ古いオイルの排出、エンジンオイルフィルターおよびDCTオイルフィルターの新品交換、そして新しいオイルの注入を行う「実作業インプレッション・完結編」をお届けします!

それでは、最高のバイクライフを!

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