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antlion(アントライオン)車高調整キット(XR)のメンテナンス その1

みなさん,こんにちは.
今日はXR 250系でよく使われている(と思われる)antlionの車高調整キットのメンテナンスを紹介します.

antlionの車高調整は,上の写真のようにピロボールエンドを2つ組み合わせたものとなっています.
上の写真ではピロボールの痛み具合を見るために,ピロボールを回転させてあります.
また,グリスアップのためのニップルも付いてますが小さすぎるため,どのようにグリスアップするかわかりませんでした.

しかし,今回ピロボールをメンテナンスするために色々と調べたところ,このニップルへのグリス給油方法がわかりましたので紹介します.

まずはピロボールにグリスアップをします.
ここは車体下部に剥き出しの状態になっていますので,こまめな清掃とグリスアップが必要となります.

使用したグリスはオメガの,極圧耐水用ベアリンググリースチューブ 57です.
私はこのグリスをステムベアリングやリアリンクのボルト,ピボットシャフトなどに使用しています.

さて,ピロボールのグリスアップが済んだので分解してみますと,ネジ部が腐食してました.

もう一方のネジ部も同様に腐食してましたが,こちらのほうが酷かったです.
この車高調整部品は斜めに取り付けられているため,下部になる方が水が侵入しやすく,腐食がひどくなると推測しました.

真鍮ブラシで腐食を落としていきます.

綺麗さっぱり!とまではいきませんでしたが,あらかたキレイになりました.

さて,ここまでメンテナンスしながら,この車高調整部品を見ていますと,ピロボールに型番が書いてあります.
また,説明書には「THK製ピロボールを使用」と書いてありました.

ですので,それらをヒントにインターネットで探すと...

ありました!
ピロボールとそのグリスニップルに注油する部品が!!

ピロボール(上の写真でオレンジ色の箱)は,1個1700円ぐらいでした.

グリスニップルに注油する部品は,写真の上に写っている細長い金属パイプです.型番が違ったので二つ注文しましたが,どちらも同じ部品に見えました.(旧型番と新型番だったのかもしれません)
こちらは一つ1900円ほどでした.ちょっとお高いですね....

さて,緊張しつつピロボールを出してみますと,ネジ部の長さは違うものの,大きさや型番の刻印は同じです.

車高調整についていたピロボールのネジ先端部を見ると,カットしたように見えましたので,今回購入したピロボールをカットしたものだと確信しました.

ピロボールを新品に交換できると分かったので,次は小さなグリスニップルの問題です.

グリスニップルの注油は,購入した部品で問題なくできそうです.
写真ではわかりませんが,細いパイプ状の中に硬質ゴムのような素材が入っており,ニップルと密着するようになっています.

今回はピロボールが交換できると分かったのが大収穫でした!

ピロボールの交換は別の記事にしますね~.

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