みなさん、こんにちは。
今日はT-REV(減圧バルブ、レデューサー)のメンテナンスのお話です。
T-REVは、株式会社寺本自動車商会(TERAMOTO)さんの商品で、エンジンクランクケースの内圧を減圧することで、
・エンジン振動軽減
・アクセルレスポンス向上
・エンジンブレーキ軽減
などの効果が得られるパーツです。
同様のパーツは他の会社からも販売されていますが、G650GSのに取り付けるには、対応車種としてF650GS(単気筒)を挙げておられたTERAMOTOさんの商品を使用することにしました。
実際に取り付けた効果については下記記事をご覧ください。
さて、TERAMOTOさんのHPによるとT-REVは、
・1年 or 10,000kmで点検清掃
・2年 or 20,000kmでのフルオーバーホール
を推奨しています。
私はというと、いつ取り付けたのか忘れましたが、少なくとも1年や2年前ではありません。
ということで今回、オーバーホールをすることにしました。

早速外していきます。
私は、クランクケースからエアクリーナーボックスに繋がるホースのこの位置に取り付けています。

T-REVはアルミなのでタイラップで取り付けていました。
ニッパーでタイラップを切っていきます。

タイラップを切って引き抜けば外れました。

クランクケースに異物が入ると困りますので、ホースはテープで止めておきます。

本体が傷つかないように紙に巻いて万力で固定します。
22mmのレンチで緩めます。

ネジが緩みました。
本体側もレンチで傷がつかないようにマスキングテープで養生しました。

取り外したところです。
エマルジョン(水と油のような本来混ざり合わないものが微細な粒子となって互いに分散している状態)が付着していました。

T-REVの心臓部です。

ネジを外していきます。

3箇所のゴムパッキンのうちの1箇所です。
新品の状態が分からないのですが、キレイな楕円にはなっておらず歪んでいるようです。

3箇所のゴムパッキンのうちの2箇所目です。
こちらもすこし歪んでいます。

3箇所のゴムパッキンのうちの3箇所目です。
こちらも歪んでいます。
この歪みが劣化によるものなのか、最初からこの状態だったのかは分かりません。
構造上、この歪みによって密着性が損なわれることはなさそうです。

スロットルとゴムパッキン、ゴムパッキン押さえ板を外しました。
ここにもエマルジョンが付着しています。

3箇所すべてを分解したところです。
それぞれ同じようにオイルやエマルジョンが付着していました。
この段階で、清掃してもとに戻すか、TERAMOTOさんからフルオーバーホールキット(6,600円)を購入して部品交換するかを迷いました。
ですが年数が経っていることもありますし、このまま清掃して組み立てたら、今後もフルオーバーホールはしないと思いましたので、オーバーホールで乗り心地が良くなることを期待してフルオーバーホールすることにしました。
ちなみに、清掃にはキムワイプという毛羽立ちや紙粉が少なく、拭き取り後も繊維が目立たない紙を使用しました。
紙繊維がパッキンについて密着性が損なわれるのは困りますからね。

フルオーバーホールをするのであれば、スロットルと反対型も分解しておきます。
フルオーバーホールキットには、右側のOリングも入っています。

さて、ここで失敗例です。
スロットル側は、上の写真の状態から更に分解できます。
六角が2段になっているのがおわかりでしょうか。
ここが緩められるのです。
しかし、上の写真からもわかるように、レンチをかける部分に厚みがありません。
そのため、手持ちのなるべく薄い工具で緩めようとチャレンジしましたが。。。。。。

レンチが厚かったため、レンチを斜めにかけることになり、正しく力が伝わらず本体に凹みができただけでした。
TERAMOTOさんからは、「T-REV専用工具」が販売されています。
誰がこれを購入するのだろうと思っていましたが、自分で作業してみて専用工具の販売を納得しました。
私はこの部分のOリングの交換は諦めました。。。
T-REV専用工具も一本8,000円もしますしね。。。。。。。
分解が終わったので、フルオーバーホールキットを注文して、部品到着待ちです。

