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ノグチシートでツーリングしたインプレ

2024-09-04

みなさん、こんにちはBooです。

今日はXR BAJAのノグチシートで2時間半ほどツーリングしたお話しです。
シートに関しては、感じ方に個人差があると思うので、今回のお話しはあくまで参考にとどめてください。

ロングツーリングの最大の敵、それは「お尻の痛み」です。どれだけ楽しい絶景ロードも、お尻が割れるような激痛が走れば苦行に変わってしまいます。そんな悩みを根本から解決するために、ついに導入した『野口シート』。

前回の記事では、注文から到着までの興奮と、その圧倒的な質感についてご紹介しました。しかし、皆様が一番知りたいのは「飾っておくための見た目」ではなく、「実際に走ってどうなのか?」という点でしょう。

今回は、野口シートを装着して実際に2時間半ほど走ったインプレッションをお届けします。結論から言えば、これは単なるカスタムパーツではなく、旅の質を変える「投資」でした。T-NETの実力や足つき性の変化、そして高額な費用に見合う価値があるのかどうか、本音でレビューしていきます。

野口シート実走インプレッション!純正とは別次元の快適性

魔法の衝撃吸収材「T-NET」の効果検証

野口シートのノグチシートオリジナル素材である衝撃吸収材「T-NET」。その実力は、シートに座った瞬間に体感できるものでした。

純正シートでは、路面のギャップやエンジンの微振動がダイレクトにお尻の坐骨に伝わってきましたが、野口シートに変更してからは、それらの角が取れ、マイルドな振動へと変換されている感覚です。決して「フカフカで柔らかい」わけではありません。むしろコシのある硬さを感じますが、不思議と痛みの芯に響かないのです。

以前なら1時間も走ればおしりが痛くなりましたが、ノグチシートでは、2時間半の運転でもあまりおしりが痛くなりませんでした。これには驚き、T-NETの恩恵を確信しました。それから、おしりの痛みの種類が変わりました。今までは「痺れる」とか「痛い」だったのが、「長時間座っているからお尻に違和感がある」に変わりました。

野口シートを装着したオートバイの全体写真。長距離ツーリングでの快適性を検証する実走インプレッション

こちらが、そのノグチシートです。
デザインは、純正シートと似た感じにしてもらいました。

もし現在、ゲルザブ(Gel-Zab)などの後付けクッションで対策をしているものの効果を感じられないという方は、シート内部の構造から変えるこの選択肢を検討すべきでしょう。

滑らない表皮がもたらすライディングへの集中力

疲労軽減の要因は、クッション材だけではありません。今回オーダーした表皮素材(ウルトラスエード)のグリップ力が絶妙です。またウルトラスエードは、暑くならず、蒸れませんでした。

加減速のたびにお尻が前後にズレてしまうと、無意識のうちに腕や太ももに力が入り、全身の疲労につながります。しかし、野口シートは狙った位置でピタリと体が安定します。お尻が滑らないということは、ニーグリップへの依存度も下がり、結果として上半身の力が抜けたリラックスしたライディングが可能になります。

「座り心地」だけでなく「操りやすさ」まで向上したのは、嬉しい誤算でした。

足つき性と取り回しの変化について

シートの厚みや幅、そして材質が変わることで懸念されるのが「足つき性」です。

今回のオーダーでは、内股に当たる部分(エッジ)を削り込む形状に仕上げていただいたおかげで、数値上のシート高以上に足が下ろしやすくなっています。停止時に足を出す際、太ももの裏がシート角に当たって邪魔をすることがないため、スムーズな着地が可能です。

ロングツーリング仕様としてクッション厚を確保しつつも、足つきへの不安を最小限に抑えるシェイプ技術は、さすが職人技と言わざるを得ません。

野口シートの座面クローズアップ。高級感のある表皮素材と丁寧なステッチ仕上げ

上の写真の黄色矢印の部分に注目してください。ここが純正よりも少し細めの形状になっています。この形状が絶妙です!
細めになっているおかげで、太ももが当たる部分が小さくなり、足つきが良くなりました!

まるでオーダーメイドのようなシート形状です。
ノグチシートさんには、シートだけしか送っていない(車載状態でない)のに、このようなジャストフィットな加工ができるのはどうしてなのでしょうか。
おそらく経験によるものだと思いますが、感服しました。

グリップ力に優れた野口シートの表皮素材。加減速時にお尻のズレを防ぎライディングを安定させる

あと、写真では分かりづらいと思いますが、シートからタンクにかけての曲線が非常に美しいです!!純正ではここは曲線というよりは「角を丸めた」曲線となっていました。

費用対効果を考える:野口シートは高いのか?安いのか?

耐久性とリセールバリューから見るコストパフォーマンス

正直なところ、野口シートの価格は決して安いものではありません。市販のカスタムシートやゲル入りカバーと比較すれば、数倍のコストがかかります。しかし、これを「数万キロの旅を共にする相棒」として日割り・距離割りで計算してみてください。

例えば、これからこのバイクで3万キロ走るとします。その間ずっとお尻の痛みに耐えながら走るストレスと、どこまでも走っていける快適さを手に入れるコスト。さらに、野口シートはその知名度と品質から、ヤフオクやメルカリなどの中古市場でも非常に高値で取引される傾向にあります。

「快適な旅の時間」と「高いリセールバリュー」を考慮すれば、実質的なコストは驚くほど低いと言えるのではないでしょうか。安物買いの銭失いを繰り返すより、一回の正解を選ぶ。それが野口シートという選択です。

ただ、おいそれと購入できる価格ではありませんので、ゲルザブの使用も検討する必要はあると思います。
ゲルザブの使用は足つきの悪化をまねきますので、その点には注意が必要です。

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