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クラッチワイヤー交換:G650GS編

2024-07-25

みなさん、こんにちは。

今日は、G650GSのクラッチワイヤーを交換したお話です。

クラッチワイヤー交換の目的は、クラッチレバーを握るときの力を少しでも少なくして、ツーリング時の疲労を軽減するためです。

クラッチレバーを軽くする(握る力を少なくする)には、クラッチレバーへのグリスアップやクラッチワイヤーへの給油、クラッチワイヤーの取り回しの見直しなどが挙げられます。

今回は、クラッチレバーへのグリスアップに加え、クラッチワイヤーそのものを交換しました。

交換したクラッチワイヤーは、VENHILL社 フェザーライトクラッチケーブルです。

ヤフオクで新品を購入したのですが、出品時の情報は下記でした。

  • インナーワイヤは「ステンレス」を使用
  • アウターチューブは「テフロン加工」で良好な滑りを実現
  • ワイヤーへの注油は必要ありません

摩擦抵抗を限界まで排除した ”フェザーライト クラッチワイヤー” です。
とても軽いタッチで動作するため、ツーリングでの疲労感が断然違います!
現在のクラッチが重いと感じている方にお薦めします!

とのこと。

VENHILL社HPで適合車両を確認したところ、以下の記載がありました。

F650 GS 1999-2007
G650 GS 2008-2010

交換しようとしている車両は、2012年式のG650GSなので対象外となります。つまり、もともとは F650GS(と2010年までの G650GS)向けのケーブルです。

ですが、G650GSでも年式で大きな違いはないだろうし、F650GSとG650GSでは、クラッチやハンドル周辺の部品番号は同じものが多いため、「2012年式のG650GSでも取り付けられるのではないか」
と判断し購入しました。(購入される方は自己責任でお願いします)

早速購入し、純正クラッチケーブルと比較してみました。

G650GSの純正クラッチケーブル(上)とVENHILLのフェザーライトクラッチケーブル(下)を並べたところ

上が車両についていたクラッチケーブル。下がフェザーライトクラッチワイヤー
(車両についていたクラッチケーブルはBMWの刻印があったので純正と判断しました)

クラッチレバー側の端をそろえて、純正(上)とフェザーライト(下)の長さの違いを差し金で比べているところ

上:純正  下:フェザーライトクラッチケーブル

クラッチレバー側の端を揃えたところ、フェザーライトクラッチケーブルの方が全長が1.5cmほど短く、クラッチワイヤーの被覆部(?)も1.5cmほど短かったです。
これぐらいなら取り付けられると判断しました。

このブログを参考にしてクラッチワイヤーを交換される方は自己責任でお願いいたします。

さて、交換作業にうつります。
交換手順はざっくりと以下です。

  1. ハンドガードを外す
  2. クラッチレバーを外す
  3. クラッチレリーズを外す
  4. クラッチケーブルを外す
  5. 逆の手順で取り付ける
ハンドガードを外したG650GSのクラッチレバーまわり

ハンドカバーを外した状態。矢印のボルトを外します。

G650GSのクラッチレバーを取り外すため、T20トルクスと二面幅8mmのボルトを指し示す様子。

このボルトはT20と二面幅8mmのボルトで取付けられています

取り外したG650GSのクラッチレバーと、ワイヤーを抜くためのレバー側の切り込み部分。

ボルトをはずし、クラッチレバーを外したところ。クラッチレバーにワイヤーを抜く切り込みがありますので、それに合わせてレバーを外します

クラッチレバーホルダーのアジャスターと溝を一直線に揃え、クラッチワイヤーを抜き取る作業工程。

クラッチワイヤーとクラッチアジャスタブルの溝をそろえて、ワイヤーを抜きます

再組み立て時の位置合わせのため、クラッチレリーズレバーとシャフトの切れ目に付けた目印。

クラッチレバー側のワイヤーが外せたら、次はクラッチレリーズ側の作業です。
取付時のことを考えてクラッチレリーズの切れ目に目印をつけておきます。印をつけておかないと、取り付け後に遊びの調整が困難になりそうだったからです。

エンジン側のクラッチレリーズレバーを固定しているボルトを緩めて取り外す様子。

クラッチレリーズレバーのボルトを緩めて、クラッチレリーズレバーを外します

クラッチカバーからクラッチケーブル本体を引き抜いて取り外すメンテナンス手順。

クラッチケーブルをクラッチカバーから引き抜いて外します

ハンドル側から古いクラッチケーブルを引き抜いているところ

ハンドル側から、クラッチケーブルを引き抜いていきます。このとき、クラッチケーブルがどこを通っていたのかはきちんと覚えておくか、写真やメモを取っておくことが、その後の作業をスムーズにします。

フロントフォークの内側を通っている古いクラッチケーブル

引き抜く際は、ケーブルの取り回しや他の部品との引っかかりに注意が必要です

クーラントのリザーバータンクの上の狭い隙間に、新しいクラッチケーブルを通すところ

新しいケーブルを入れる際も、クラッチレリーズ側からクラッチレバー側に向かって差し込んでいきます。リザーバータンクの上は狭くて通しにくいです。

ハンドル操作時に干渉しないよう、フロントフォーク付近でクラッチワイヤーの適切な経路を確保する取り回し。

フロントフォーク付近は、ハンドルを切ったときに潰されない場所を通します。

新しいクラッチケーブルをレバーに取り付ける前に、防塵用のゴムカバー(ブーツ)をワイヤーに通す手順。

クラッチワイヤーがクラッチレバーのところまで来たら、外した時と逆の手順でクラッチレバーに装着していきます。
クラッチワイヤーをクラッチレバーに取り付ける前に、写真のゴムカバーをクラッチケーブルに通しておきます。

グリスアップしたクラッチケーブルの先端をクラッチレバーに掛けるところ

この時、クラッチワイヤーの末端付近でクラッチレバーと接触する場所はグリスアップしておきます。

クラッチレバーをレバーホルダーに取り付けたところ

クラッチレバーをクラッチレバーホルダに取り付けます。

エンジン側のクラッチカバーに新しいクラッチケーブルを差し込むところ

クラッチレバー側の作業が終わったら、次はクラッチレリーズ側の取付を行います。取付は外した時と逆の手順です。

クラッチレリーズレバーをケーブルの先端に掛けて取り付けるところ

クラッチレリーズレバーをクラッチワイヤーの末端に取り付けてから、クラッチレリーズレバーをクラッチに取付ます。

目印に合わせてクラッチレリーズレバーを取り付けたところ

外す時に付けた印に合わせてクラッチレリーズレバーを取り付けます。
ここではまだクラッチレリーズレバーのネジは締めません。
クラッチレリーズレバーのネジは、クラッチワイヤーの遊びを調整してから締めます。

遊びは、クラッチレバー側のアジャスターで合わせました。私は遊びが少ないほうが好みなので、少なめに調整しています。ただし、ハンドルを左右に切ったときに半クラッチにならないかは確認しました。

ハンドガードを取り付けて作業を終えたG650GSのクラッチレバーまわり

最後にハンドガードを取り付けて作業終了です。

交換したあとの感想は、クラッチレバーが軽くなった気がする、という程度でした。大きな違いは感じませんでしたが、2026年4月にG650GSを手放すまで、トラブルなく使えました。

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