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バイクのチェーン調整

みなさん,こんにちは.
今日はバイクのチェーン調整をG650GSを例に紹介します.

車で走っているときにバイクに追い抜かれるときは,なぜかタイヤの状態(空気圧)とチェーンを見てしまいます.
タイヤに関しては,特に小排気量のスクーターはタイヤが潰れていて「空気圧は大丈夫なんだろうか」と思うことが多いです.

チェーンに関しては,波打つように動いている車両もあり,「チェーンが外れないんだろうか」と思ってみています.

で,自分の車両はどうなの?と思って,360度カメラを車両につけて走行中のチェーンの様子を録画して,自分で見てみました.
すると,自分の車両(G650GS)もチェーンが波打っていました......
これはイカンと思いチェーン調整をすることにした,というのが今回の記事の前置きです.

よく考えれば,チェーンを新品に交換してから200km以上走行したので,チェーンの初期の伸びが発生したのかもしれません.

ノギスをあててチェーンの遊びを測定します.ただしこの方法ではチェーンの厚み?の数値を測定値から引く必要があります.
リペアマニュアルによるチェーンのたるみ量計測の図です.

リペアマニュアルより引用

リペアマニュアルによると,チェーンのたるみ量はセンタースタンドを立てた状態で「35~45mm」とのことでした.
一応,既定値内でした.

ですが,ここでチェーンの張り調整のやり方をおさらいしておくことにします.

まずは,リアのアクスルシャフトをゆるめます.(写真を撮影し忘れたので上の写真は締めるときの写真です.トルクレンチが写ってます)

G650GSにおいて,アクスルシャフトを緩めるのに使うのは,二面幅19mmと24mmのソケットです.
これらを使ってアクスルシャフトを緩めます.

アクスルシャフトのナットを緩めたら,テンションボルトで調整します.
ここはトルクスボルトになっています.ちなみに締め付けトルクは10Nm(リペアマニュアルより)です.

テンションボルトで調整する際,ホイールアライメントが正しくなるように,スイングアームの両側の目盛りの数値が同じになるかを確認します.

調整が終わればアクスルシャフトナットを既定値(100Nm)で締めて終了です.
ここで注意点があります,アクスルシャフトナットを締めるときに,先程確認した目盛りがズレてしまわないようにすることです.

アクスルシャフトナットを締めた後,目盛りがズレていないか必ず確認しましょう!
私は,アクスルシャフトナットが緩んだときに分かるようにするため,上の写真のようにナットに記しを付けています.

-G650GS, メンテナンス