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フロントブレーキパッドの点検

2025-04-14

G650GSを例に,フロントブレーキのブレーキパッドの点検を紹介します.
ブレーキパッドの点検とは何をするのか?ですが,ここでは以下の作業の紹介をします.

  • ブレーキパッドピンの状態点検
  • ブレーキパッドの変形や異物の付着点検
  • ブレーキパッドの厚さ確認

それでは作業順に紹介していきます.

まずは,ブレーキパッドピンを外します.

フロントがディスクブレーキのバイクでは,パッドピンを外すことでブレーキパッドを外すことができます.
パッドピンの固定方法は,様々です.ねじ式だったり圧入?だったり,差し込んでピンで固定したりする,などです.

G650GSは圧入(と表現していいか分かりませんが)式です.

BMW G650GSのフロントブレーキキャリパー周辺の様子

ブレーキキャリパ付近の写真です.

まずはブレーキパッドを楽に外すためにブレーキキャリパを下の写真のように少し押しておきます.

ブレーキパッドを外しやすくするためにキャリパーを押しピストンを戻す作業

ブレーキキャリパをホイールの方へ押しておきます.
こうすることで,キャリパーピストンが少し押し戻されてブレーキディスクとブレーキパッドの間に隙間ででき,ブレーキパッドを外しやすくなります.

パッドピン脱落防止用のベータピンをプライヤーで引き抜く様子

圧入されているとはいえ,パッドピンが脱落すればブレーキパッドも脱落してブレーキが効かなくなりますので,パッドピン脱落防止のためベータピンが挿入されています.
このベータピンを抜きます.

【失敗例】ホイールスポークに干渉する位置でのパッドピンの打ち抜き作業

ベータピンを外したらブレーキパッドピンを抜くために,ピンポンチを使って打撃します.
しかし,上の写真は失敗例です.
この状態でパッドピンを抜くと,パッドピンがホイールのスポークに当たるかもしれません.
ひょっとしたら当たらない設計になっているかもしれませんが,ホイールが傷つくのはイヤですので車両を動かしてホイールを回転させました.

スポークを避けてパッドピンを安全に打ち抜ける適切なホイール位置

この位置関係ならパッドピンを安心して抜くことができます.

経年劣化により激しくサビが発生したフロントブレーキパッドピン

パッドピンが抜けましたが,えらく錆びてます......

G650GSのフロントとリアのブレーキパッドピンのサイズ比較

抜いたパッドピンを,リアブレーキパッドピンと比べてみます.
サイズは同じようですので,同じ部品を使っていると判断しました.

パッドピンを外す際のピンポンチでの打撃は,他の部品にダメージを与えたり,打撃ミスで他の場所を叩いてしまったりするリスクがありますので,フロントのパッドピンもリア同様に打撃の必要のないものに交換することにします.
その時の記事は下記をご覧下さい.

さて,パッドピンが外れましたのでブレーキパッドを外します.

ブレーキキャリパーから古いフロントブレーキパッドを下方向に引き抜く

ブレーキパッドは,ブレーキディスクを挟むように2枚ありますが,いずれも下方向に引き抜けば外れます.

外したブレーキパッドの摩耗面と異物付着の点検

外したブレーキパッドのブレーキディスクと接触する面です.

ブレーキパッドの裏板(バックプレート)側の損傷・変形確認

こちらはブレーキディスクに当たる面の裏側となります.
いずれも変形や損傷,異物の付着などは見られません.

ブレーキパッドの残量(厚み)と摩耗限界の溝の深さを点検

ブレーキパッドの厚さの点検です.
左右に顕著な厚みの差は見られません.
パッドに刻まれている溝も十分残っていますので,真鍮ブラシで汚れを落としてこのまま使用することにします.

キャリパーのホイール側に点検済みのパッドを装着

まずはホイール側のブレーキパッドを装着します.

キャリパーの外側に2枚目のブレーキパッドをセットする手順

ブレーキパッドは定位置にしても落下してしまうので,手を離してもブレーキパッドが落ちないようにパッドピンを挿入します.
錆びたパッドピンは使わず,保管してあった錆びてないリアブレーキのパッドを使うことにしました.

キャリパーの外側に2枚目のブレーキパッドをセットする手順

次に,もう一枚のパッドピンを装着します.

こちらも装着したらパッドピンを挿入してブレーキパッドが落下しないようにします.

ピンポンチを使用してパッドピンをキャリパーの定位置まで打ち込む

ブレーキパッドを装着し,パッドピンを手で挿入できる限り挿入したら,外したときとは反対側からピンポンチで打撃していきます.

パッドピンの頭が適切に挿入された状態の確認(横からのアングル)

パッドピンの頭がこのぐらいの位置になったら挿入完了です.

パッドピンに脱落防止のベータピンを確実に差し込んで固定

最後に,パッドピンにベータピンを差し込んで作業終了です!

錆びていたパッドピンはサビを落として保管しておくことにしました.

真鍮ブラシを使用してパッドピンに付着したサビと汚れを落とす作業

真鍮ブラシでサビを落とします.

サビ落とし完了後のパッドピン(再利用時の状態確認)

サビを落としたパッドピンです.
サビによる陥没跡,ベータピンがはめ込まれていた場所の凹みが見えますね.

防錆のためにKURE 5-56を塗布して保管するブレーキパッドピン

今後,使うかどうかわかりませんが,防錆のために KURE 5-56 を塗布して保管しておきます.

※ブレーキは重要保安部品ですので,この記事を参考にされる方はすべて自己責任でお願いいたします.

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