みなさん,こんにちはBooです.
愛車が古いバイクの方は、愛車をそろそろ綺麗にしたいなぁ、と思いませんか。
汚れやすい足回りが綺麗になると、バイク全体が綺麗になったように見えます。
今回は、ホイールリムのアルマイトにかかった費用や注意点などを紹介していきます。
今日はXR BAJAのフロントホイールリムを再アルマイトしたお話です。
再アルマイトした、と言っても自分では作業できませんので、再アルマイト作業は(株)コーケンさんにお願いしました。
なぜアルマイトをしようと思ったか.アルマイトしたい部品の検証.
XR BAJAは年式によってホイールリムにブラックアルマイトが施されています。(最初に乗ったバイク YAMAHA TT250Rもホイールがパープルにアルマイトされていたなぁ)
アルマイトされているとはいえ,20年も時間が経つとさすがに腐食してきました.
こんな感じで腐食してアルマイトが剥がれてしまいました.
アルマイトが点々と剥げた箇所が散在しています
はげたところを接写するとこんな感じです.
早速この写真をコーケンさんに送り,アルマイト処理方法について伺いました.
以下,コーケンさんからの返事の要約.
注意点
・アルマイトの種類は「硬質アルマイト」と「通常アルマイト」の2種がある
・硬質アルマイトは塗膜が約2倍の20~25μとなり,見た目より性能重視となる
・硬質アルマイトは仕上がりが通常アルマイトより艶が無く,多くの方が通常アルマイト処理を依頼する
・再アルマイトの場合,新品でも希にうろこ状の模様が出る場合があり,それを防ぐためには研磨作業が必要となる
・中古リムの場合,研磨を行っても腐食等は完全に除去できない
・合わせリムは溶接ムラになる場合が有り,事前にメーカーに問合せが必要
アルマイト費用(2022年10月時点)
・リム3J未満通常黒アルマイト:1本/¥10,000
・リム3J未満硬質黒アルマイト:1本/¥19,000
研磨費用(2022年12月時点)
・バフ鏡面研磨:1本/¥16,000~¥20,000
・表面研磨:1本/¥5,000(バフの様な輝きは無い)
・サンドブラスト処理:1本/¥5,000(梨地艶消し)
このような諸々の注意点をいただき,結果として下記処理をお願いしました.
リム3J未満通常黒アルマイト:1本/¥10,000
再アルマイト前の表面研磨:1本/¥5,000
そして仕上がりはこちらです.
再アルマイト前では気付きませんでしたが,アルマイトが剥げた箇所はくぼんでいるところがあったようです.
再アルマイト後は,全体的にしっとりとした艶のある黒色になり,点々と剥げていた箇所も黒くなりました.
仕上がりは大変満足できるものでしたが,ホイールという小石が当たるような場所では,もう9,000円出して硬質アルマイトにすれば良かったかなぁ,と少し後悔しています.
合計で15,000円の出費でしたが,足回りが綺麗になり,かかった費用以上の価値を感じられました.
みなさんもホイールの再アルマイトを一考されてはいかがでしょうか.
ちなみに,「ホイール単体にした後,スポークを組めるかなぁ」という方は,こちらの記事もご覧になってください.