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XR 250 BAJAのフロントフォークの分解

2025-12-24

みなさん、こんにちは。

今日は、BAJAのフロントフォークを分解したお話です。
以前、記事にしたように、BAJAに使っていたME08用のスプリングをBAJA標準のスプリングに交換するための分解です。

ホンダ XR250 Baja(MD30)の車体から取り外した左右のフロントフォーク

まずは取り外したフロントフォークです。

XR250のフロントフォーク分解に必要な22mmソケット、17mmスパナ、14mm六角ソケット、インパクトレンチ等の工具一式

フロントフォークを完全に分解するには上の写真の工具を使いました。

  • 22mmのソケット(22mmであればメガネレンチ、モンキー、スパナなどでも代用可能)
  • 17mmのスパナ
  • 小さ目のマイナスドライバ
  • 14mmの六角ソケット(14mmの六角長ナットでも代用可能)
  • インパクトレンチ(力をかけられればインパクトでなくても作業可能)
  • フォーク分解のための特殊工具
  • 3~5枚程度のウェス (写真には載ってませんが、フォークオイルがたれることが多々あるので重要です!)

分解の際にはオイルがこぼれますので、下に敷くものやオイル受けボックスを準備してから作業開始です。

フロントフォークのトップキャップを22mmのレンチを使用して緩める分解手順

まずはトップキャップを緩めます。
これは車体に装着されている状態のほうが緩めやすいです。私は車体に取り付けてある状態で少し緩めておきました。

スプリングを下げて17mmスパナを差し込み、ピストンロッドからトップキャップを外す様子

トップキャップを緩めて、インナーチューブが外れると、中からスプリングとピストンロッドが出てきます。
スプリングの上端を下に下げると、トップキャップの下に17mmのナットがありますので、そこにスパナを入れてトップキャップを外します。

トップキャップを外すと、ピストンロッドが自重で下がっていきます。この段階でインナーチューブを一番下までゆっくり下げていきます。(インナーチューブを急に下げると、スプリングに付着したフォークオイルが外にたれることになります。

インナーチューブを下まで下げたら、スプリングをゆっくり抜きます。急ぐとスプリングに付着したオイルが外にたれます。

XR250 Bajaのフロントフォークから古いフォークオイルを逆さまにして排出するメンテナンス作業

スプリングを抜いたら、逆さまにしてオイルを排出します。

フォークオイル排泄後、ピストンロッド先端付近にあるナットを取り外す工程

オイルが抜けたら、ピストンロッドの先端付近にあるナットを外します。

フロントフォーク上部から特殊工具(ダンパーホルダー)を挿入し、ボトム側のボルトをインパクトレンチで緩める作業

ここからがフロントフォーク分解の一番たいへんな所(だと思ってます)。
上の写真のように、フロントフォークのトップ側から特殊工具を、ボトム側にはインパクトレンチを入れてボトム側で固定しているセンタボルトを緩めます。

フロントフォーク分解に使用する特殊工具(MotionPro製ダンパーツール)の27mm六角先端の計測

ちなみに特殊工具は、先端が27mmの六角で、中心が空洞(ピストンロッドが通るため)になっています。同様のものを自作しておられる方もいますが私は専用工具を購入しました。

私が使っている専用工具は、MotionProのダンパーツール(商品番号:YM08-0223)です。他にもUNITのフォークカートリッジホルダー(D7008。旧品番:UN-P3044)も使えます。

フォークボトム側のセンターボルト取り外しに使用する14mmの六角ソケットレンチ

ボトム側のセンタボルトは14mmの六角ソケットを使用します。14mmの長ナットでも代用できます。

XR250 Bajaのフロントフォーク底部から取り外したセンターボルトと漏れ出したフォークオイル

センタボルトが外れました。このとき、下の写真のようにフォークオイルが漏れてくることがありますので、ウエスを敷いておくとよいです。

ボトム側から引き抜かれたXR250フロントフォークのピストンロッド部品

ボトム側からピストンロッドが出てきたので取り出しておきます。

インナーチューブ上部からフォークダンパーユニットを取り出す様子

センタボルトがはずせれば、トップ側からフォークダンパが取り出せます。

これで、インナーチューブとアウターチューブだけとなりました。

マイナスドライバーを使用してアウターチューブのストッパーリングを外す手順

アウターチューブとインナーチューブを分離させる作業に移ります。
フォークシールのところにあるストッパリングを外します。
このとき、細いマイナスドライバを使用しましたが、インナーチューブを傷つけないように注意が必要です。

マイナスドライバーの先でフロントフォーク内のストッパーリングを浮かせている様子

ストッパリングは上の写真のように細いものを入れてテコの原理で外せるようになっています。

アウターチューブから完全に取り外されたフロントフォークのストッパーリング

ストッパリングが外れました。

スライディングハンマーの要領でインナーチューブとアウターチューブを分離させる工程の開始

これでインナーチューブとアウターチューブが外せます。

インナーとアウターを左右にカツンカツンと打ち付けてフォークシールを引き抜く動作

まずはインナーチューブを引き抜いていきます。すると軽い力では引き抜けなくなります。

この状態からインナーチューブを少しアウターチューブに押し込み、左手でインナーチューブを右手でアウターチューブを(逆でもOK)を持って、それぞれ左右にカツンカツンと引き抜く動作を数回繰り返すと、インナーチューブとアウターチューブが外れます。

分離が完了したXR250 Bajaのフロントフォークインナーチューブとアウターチューブ

インナーチューブとアウターチューブが外れました。
あとは、インナーチューブについているフォークブッシュやシールを外すだけです。

インナーチューブ先端のフォークチューブブッシュの合い口を広げて取り外す様子

インナーチューブのボトム側にあるフォークチューブブッシュは、合い口を広げながら外します。このとき合い口を必要以上に開かないように注意します。

インナーチューブから取り外された金属製のフォークチューブブッシュ

フォークチューブブッシュが外せました。

インナーチューブからガイドブッシュ、バックアップリング、オイルシールを順番に引き抜く様子

あとは、ガイドブッシュ、バックアップリング、オイルシールを外します。

バラバラに分解されたホンダ XR250 Bajaフロントフォークの内部構成パーツ一覧

これでフロントフォークの分解が完了しました!
(上の写真では、スプリングとオイルロックピースが写ってません)

分解したフロントフォーク部品の中にあるオイルロックピースを指で示している様子

ちなみにオイルロックピースとは、上の写真の指で指している部品です。

さて、ここから下記作業をしていきます。

  • ボトムブラケットを重曹ブラスト
  • フォークスプリングを純正のBAJA用のものに戻す(現状はME08用)
  • インナーチューブを再メッキしたものと交換する
  • フォークスプリングにスラストベアリングを入れる

上記の様に一度に色々と変化させると、それぞれの効果が分からなくなってしまうのですが、「ついでだから」と一度に済ませてしまう悪いクセです。

ちなみに、インナーチューブの再メッキについてはこちらも記事もご覧ください。

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