みなさん,こんにちは.
今日は,G650GSのクチバシの先端にエクステンションを取り付けたお話です.
「クチバシ」というのは,アドベンチャータイプのバイクのアップフェンダーのことです.
https://www.bmwmotorcycle.com/2011_bmw_g650gs_info/
画像は引用ですが,上の写真はG650GSです.
アップフェンダーに注目してください.
https://www.virginbmw.com/models/g650gssertao-2012/
そしてこちらがG650GS セルタオの写真です.
こちらのアップフェンダーには黒い延長部分が取り付けてあります.
セルタオの方が,クチバシがシュッと伸びていてシャープでかっこよく見えます(私の主観です).
今日は,この延長部分(パーツリストによると,「フロントホイールカバーエクステンション」)を取り付けたお話です.

こちらが,フロントホイールカバーエクステンション(以下,エクステンション)です.
ネットで値段を見ると8,000円前後します.私はたまたま在庫処分品を半額以下で購入できました.

エクステンションの裏側です.
先端部はただ引っ掛けるだけで,車両後方側を2本のネジ(M5)で固定する仕組みとなっています.
このネジ固定のために,白いフロントフェンダーに穴あけ加工が必要となります.

エクステンションを取り付けたら隠れてしまう部分を清掃しておきます.

エクステンションをあてがって,ネジ穴を開ける場所を決定します.
この作業,穴を開けてからではやり直しが効きませんので,取り付け後をイメージして慎重に位置決めをします.
後述しますが,これだけで決めてしまうと後で困ることになります.

位置を決めたら,穴の中心にマジックで印をつけます.

マジックで印をつけたところに下穴を開けます.

下穴が開きました.
もう少し太いドリルで下穴を大きくしておきます.

下穴が空いたら,M5のボルトが入る太さのドリルで穴を開けます.

さて,ここで失敗例です.
先程,外側だけを見て穴の位置を決めました.
実際に開けた穴にボルトを入れて,裏側を見てみると....
他の部品にスレスレの位置にボルトがきてしまいました.これではナットが入る余裕がありません.
ですので,一番小さな下穴を開けたときに,裏側からも見てみることをおすすめします.

見えなくなるところではありますが,バリを取っておきます.

M5のボルトが入ることを再度確認します.

いよいよエクステンションの取り付けです.

ボルトにナットを取り付けたところです.
実は上の写真の穴は,バイクの進行方向右側の穴です.
こちらは黒い樹脂部分から少し離れた位置に穴を開けたので,ナットが干渉しませんでした.
(そしてはからずも,左右で穴の位置が微妙に違うということが分かってしまいました.見た目は多分わかりませんけどね)

下側から撮影したところです.
薄いナットなら黒い樹脂部品と干渉しないかもしれません.
私は緩み防止のためセルフロックナットを使用しました.

さて,完成です!
正面から見ても,クチバシが長くなり精悍に見えます.

正面より横から見たほうがエクステンションの良さが伝わるかと思います(個人の感想です)
今回は,バイクの樹脂部品に穴を開けるという後戻りできない作業でした.
この作業は,表側,裏側,穴を開けた後のことなど,色々と考えてから着手しないといけないということを学びました.
みなさんも同様の作業をするときはお気をつけください.

