G650GS メンテナンス

バイクのチェーン交換(再挑戦編)そしてカシメ作業の注意点

みなさん,こんにちはBooです.
今日はG650GSでチェーンを新品に交換しようとして失敗した後の再挑戦のお話しです.

前回はカシメ過ぎて,ジョイントのピンの先が下の写真のように割れてしまいました.

ジョイントを購入し,再チャレンジします.(また失敗することも考えてジョイントは2つ購入しました)

新しく購入したジョイントです.

購入したジョイントをチェーンにつなげて,プレートの装着前の状態です.

かし丸君に「プレートホルダ」を付けて,プレートを装着します.

プレート装着後のチェーンの厚み測定です.17.24mmでしたので問題無いと思われます.

さて,ここからが圧入作業となります.
今回は失敗したと思われる以下の点に注意して作業をします.

  1. かし丸君のカシメ治具において,カシメ状態のチェックの仕方を間違っていた
  2. カシメ寸法を確認しないで作業していた
  3. カシメ作業の時に,かし丸君とチェーンが斜めになっていた.

「1.」については,下記画像を勘違いしておりました.かしめ&カッターピンがプレートに対して90度になれば良いのですが,それを「プレートに密着して90度になれば良い」と思い込んでおりました.
密着する必要はありません.密着するまで締め込めば,ピンが割れます.

https://www.didmc.com/pdf/kashimaru.pdf

「2.」については,D.I.DのHPにカシメ寸法が明記されていました.

https://didmc.com/chain/sizemeyasu/

上記によると,520VX3はカシメ寸法が5.5mm以上です.
逆に言えば,5.5mmあれば良いと言うことですね.

ちなみにカシメ寸法とは,かしめたピンの外形のことです.

「3.」については,かし丸君のホルダとチェーンが垂直になっていなかった(工具がチェーンと平行になっていなかった)ということです.

ヤラセ写真ですが,失敗したときは力を加えることに一生懸命になり,上記写真のようになっていたのだと思われます.

さて,諸々に注意して作業した結果が以下です!

成功しました!
リアサスペンションの交換,スイングアーム脱着およびベアリング交換,リアリンクのベアリング交換などを一緒に行ったため,長い時間がかかりましたがこれで走れるようになりました.

カシメた箇所はいずれも5.5mm以上でした.

しばらくはチェーンの様子をこまめにチェックしながら走ろうと思います.

最後に,かし丸君が錆びないように防錆剤を塗布して片付けました.
次にチェーンのカシメ作業を行うのは,いつになるか分かりませんからね.

-G650GS, メンテナンス