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バイクのアクセルワイヤーの注油

2024-12-09

みなさん、こんにちは。

今日はバイクのアクセルワイヤーに注油したお話しです。
最近のバイクでは、「スロットルバイワイヤ」、「ライドバイワイヤ」などと呼ばれる、スロットルが電子制御でワイヤーを使用していないものもあります。

しかし多くのバイクは、まだ右手のスロットルからワイヤーを使ってコントロールするタイプのものが多いと思います。
もし、このワイヤーがツーリングの途中で切れたりしたら、走行不能となりツーリングは断念。レッカー移動となるでしょう。

そうならないため、ワイヤーの定期的な点検やメンテナンスが必要となります。
点検は、ワイヤーのほつれや素線切れなどを点検したいのですが、ワイヤーはチューブに覆われていて見ることができません。
そのため、メンテナンスとして注油することがワイヤー切れの一番の予防になると思います。
ここでは、G650GSを例にワイヤー注油の状況を掲載します。

同様にクラッチワイヤーも注油が必要です。こちらについては機会があれば紹介します。

BMW G650GSの右ハンドル周辺と90度に屈曲したスロットルワイヤーの配管状態

上の写真は、G650GSのアクセル周辺です。
アクセルの根元から金属パイプが上に出ており、90度曲がってから黒いワイヤーチューブが、写真の右側に延びてますね。
これがアクセルワイヤ(ワイヤーは金属パイプや黒いチューブの中にあります)です。

アクセルを開けたり閉めたりする度に、中にあるワイヤーが動くため、特に上の写真の90度に屈曲している場所ではワイヤーが擦れているとそうぞうできますね。

4mmのヘキサボルトを使用してG650GSのスロットルホルダーを分解する作業工程

早速分解していきます。

と言いたいところですが、元に戻すことを考えてスロットルがどの位置で固定されていたかを記録しておく必要があります。
ここではスロットルホルダーの合わせ目が、キルスイッチのどのあたりになるのかを覚えておきます。
(マスキングテープなどで印を付けておく方が分かりやすく、また再現性も高いと思います)

スロットルの根本付近に分解するためのボルトがあるはずですので、それを外します。
ここでは4mmのヘキサボルトで締められていました。

下側のパーツを取り外して内部が露出したバイクのスロットルホルダー根元部分

スロットルの根元にある部品は二分割になっており、上の写真では、下側のパーツが外れた状態です。

スロットルスリーブから取り外されたアクセルワイヤー末端のタイコ部分

いきなり外した状態の写真で恐縮ですが、スロットルからワイヤーを外した状態です。
ワイヤーの末端は、「タイコ」と呼ばれる形状?になっています。
タイコがあるためにワイヤーを引っ張ることができます。言い換えるとスロットルをひねったときにワイヤーを引っ張る力はすべてタイコにかかってくるということです。

さて、作業を続けます。
黒いゴムでおおわれている部分には、スロットルの遊び調整のための仕組みが入っています。
ゴムを滑りやすくするため、シリコングリスなどを塗ってから、ゴムをずらします。

シリコングリスを塗布してスロットルワイヤーの遊び調整部を覆う保護ゴムをずらした様子

ピンボケで恐縮ですが、ゴムをずらしたところです。

二面幅8mmのレンチで緩めるスロットルワイヤーの遊び調整用ナットとネジ部

遊び調整のためのナットは、二面幅8mmのレンチで緩めます。

ナットを外すと、スロットルワイヤーが出てきます。

上の写真の黄色矢印で示した2箇所から注油します。

AZ狭所用オイラーを使用してスロットルワイヤーの注油口2箇所からオイルを注入する様子

注油には「AZ 狭所用オイラー 15ml DX ソフト針ノズルタイプ」を使います。
このオイラーは、チェーンの給油にも使っていますが、ノズルを曲げることができたり、ノズルの根元にあるネジで吐出量を調整できて便利です。

BMW G650GSのエンジン付近、スロットルボディ側にあるワイヤーオイルの出口位置

さて、ここで一点、注意が必要です。
オイルを注入すれば、当然どこかからオイルが出てきます。
オイルの出口には、あらかじめウエスを置いておかないと、車体にオイルが付着してしまいます。

スロットルワイヤは、エンジン近くのスロットルボディに付いているので、オイルの出口もその付近となります。
G650GSでは、オイルの出口は、上の写真の黄色矢印の部分になります。
(写真はサイドパネルなどを外した状態です)

スロットルワイヤーのメンテナンス中に内部から排出された黒く汚れた古いオイル

注入したオイルの出口の写真です。。。。
恐ろしい色となったオイルが出てきました。
スロットルワイヤのスロットル側は、分解の工程からもお分かりのように、汚れが入りにくい構造となっています。
ということは、これらの汚れは、スロットルボディ側から入ってきた汚れと思われます。
上の写真からお分かりのように、ワイヤーが出てきている部分は剥き出しになっていますね。

綺麗なオイルが出てくるまで注油をします。

注油が完了したら、元に戻す作業を行います。

ワイヤーの摩耗を防ぐためにタイコ部とスロットル稼働部へグリスを塗布するメンテナンス

タイコ(スロットルケーブルの末端)部や注油できなかったワイヤー部分にはグリスを塗布しておきます。

スロットルホルダー再組み立て時に水抜き穴が真下を向くように位置合わせする確認作業

グリスの塗布が終わったら、スロットルホルダーを元の位置に戻します。
この時、どの角度(位置)でスロットルホルダーを固定するかですが、最初に書いたように目印を目安に位置決めをします。

スロットルホルダー再組み立て時に水抜き穴が真下を向くように位置合わせする確認作業

ブログでは「分解前の固定位置を確認して~」と書いてましたが、実際には分解前にはスロットルホルダーの固定位置を確認しないで分解してしまいました。
ですので、スロットルホルダーの水抜き穴(上の写真)が真下になるように組み付けることにしました。

二面幅8mmのレンチで緩めるスロットルワイヤーの遊び調整用ナットとネジ部

スロットルホルダーを固定した後は、スロットルケーブルの遊びを調整します。

スロットルワイヤーの遊び調整部分のゴムを元通りに戻した所。

最後に、遊び調整部分の保護ゴムを元に戻して終了です。

アクセルをひねってみるとアクセルが軽く感じられました。
これでツーリング時の疲労も少しは軽減できると思います。

今回使用したグリスなどを紹介しておきます。
Zoilグリスは評判が良いので使用しました。またAZのオイラーはチェーンの給油でも使用できますし吐出量も調整できるのでオススメです。

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